2023年は世界各地で異常気象が多発し、気候変動問題は危機的な状況にある。
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第1章 第六次環境基本計画が目指すもの 2023年の気象災害から見る気候変動問題 国内外で深刻な気象災害等が発生し、地球温暖化の進行に伴い、今後、豪雨や猛暑のリスクが更に高まると 予想されており、気候変動問題は危機的な状況にある。 世界気象機関(WMO)や気象庁の報告によれば、2023年も世界各地で様々な気象災害が発生。また、WMOは、2023年は、エルニーニョ 現象と気候変動が重なり、6~12月のすべてで月間の最高平均気温を更新し、2023年が観測史上最も暑かった年であることを発表。カナダ ではEU加盟国の過去最大規模の面積で森林火災で焼失。 ギ リシャではEU加盟国の過去最大規模の面積が焼失。 我が国では、6月末~7月中旬には、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となり、期間中の総降水量は大分県、佐賀県、福岡県で 1,200ミリを超えたほか、北海道、東北、山陰及び九州北部地方(山口県を含む)で7月の平年の月降水量の2倍を超えた地点があった。 1946年の統計開始以降、夏として北日本と東日本で1位、西日本で1位タイの高温となり、5月から9月までの全国の熱中症救急搬送 人員は、調査開始以降、2番目に多い。 2023年の世界各地の異常気象 カナダの森林火災被害の様子 <カナダ ケベック州> 北米 高温 インド中部~パキスタン 大雨・洪水 インド中部~パキスタン 大雨・洪水 カナダでは、2023年に発生した森林火 災により約18.5万平方キロメートルが焼 失し、1983年以降で最大の焼失面積 になったと伝えられた(カナダ省庁間森林 火災センター)。 2023年6~8月、アフガニスタン~インドでは、大雨により1,010人以上が 死亡したと伝えられた(EM-DAT)。 インド西部:アーメダバードでは3~5月の3か月降水量81mm(平年比 900%)、ベラールバルでは6月の月降水量439mm(平年比311%)。 インド中部:アコラでは7月の月降水量522mm(平年比248%)だった。 日本 高温 日本は春から秋にかけて気温の高い 状態が続き、年平均気温は 1898年以降で最高となった。 大雨 2023年6月から7月中旬にかけて 各地で記録的な降水量を観測。 アフリカ 熱帯低気圧 南極 海氷面積 2023年9月にリビアでの、9月の低気圧 「Daniel」による大雨の影響で12,350人以上 が死亡したと伝えられた(EM-DAT)。リビア 北東部のベナでは9月の月降水量52mm(平 年比963%)。 2023年ソマリア~カメルーンでは、3~5、10~ 11月の 大雨により3,710人以上が死亡したと 伝えられた(EM-DAT)。 2023年9月、冬季海氷面積とし て衛星観測史上最小値を記録。 南極 高温 2023年11月19日、ブラジル南東部のア ラスカイでは、44.8℃の日最高気温を 観測し、ブラジルの国内最高記録を更 新した(ブラジル国立気象研究所)。 図: 1991-2020年の平均気温に対する2023年の平均気温の偏差 Temperature difference from 1991-2020 average (°C) -2 -1 -0.5 -0.25 0 0.25 0.5 1 2 3 Created: 2023.11.23 11:37:04 福岡県の県大雨の被害の様子 <福岡県久留米市> 資料: AFP=時事 資料: AFP=時事 資料: Provisional State of the Global Climate 2023」 気象庁HP、JAXA(宇宙航空研究開発機構)作成 資料:令和6年版環境白書掲載予定「近年の異常気象」より2023年度を抜粋 4