2022年は国内外で異常気象が多発し、気候変動問題は危機的状況にある。
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第1章 気候変動と生物多様性の現状と 国際的な動向 2022年の気象災害から見る気候変動問題 国内外で深刻な気象災害等が発生し、地球温暖化の進行に伴い、今後、豪雨や猛暑のリスクが更に高まると 予想されており、気候変動問題は危機的な状況にある。 2022年も世界各地で高温や大雨等の異常気象が発生。 我が国では、8月上旬には北海道地方や東北地方及び北陸地方を中心に記録的な大雨となり、3日から4日にかけては複 数の地点で24時間降水量が観測史上1位の値を更新し、河川氾濫や土砂災害の被害が発生。 高温が顕著だった6月下旬には東・西日本で、7月上旬には北日本で、1946年の統計開始以降、当該旬として1位の記 録的な高温となり、全国の熱中症救急搬送人員は、調査開始以降、6月は過去最高、7月は2番目に多い。 2022年の世界各地の異常気象 北米 ヨーロッパ 熱帯低気圧 パキスタンの大雨の洪水被害の様子 <パキスタン バロチスタン州ジャファラバード地区> ・米国南東部では、9~10月のハ リケーン「IAN」により150人以上が死亡し、 1129億米国ドルにのぼる経済被害が発生したと伝えられた。 南米 大雨 ・ブラジル東北部~南東部では、1~2、 5月の月の大雨により合計で430人以上が死亡 したと伝えられた。 アフリカ 大雨 ・南アフリカ南東部では、4月の大雨により 540人以上が死亡したと伝えられた。 高温 ・2022年の年平均気温は、スペイン (1961 年以降)などで最も高くなった。 ・英国のコニングスビーでは、7/19に40.3℃の 日最高気温を観測(国内の記録を更新)。 ・フランス南西部やポルトガルでは大規模な山 火事が発生。 アジア 大雨 ・パキスタン周辺で6月から8月に大雨。パキスタ ン南部のジャコバードで、7月の月降水量が 290mm (平年比1025%)。 オーストラリア付近 大雨 ・オーストラリア南東部のシドニー: 3~5月の3 か月降水量910mm (平年比328%)。 1981-2010年の平均気温に対する2022年1月-9月の平均気温の偏差 資料:「WMO Provisional State of Global Climate in 2022」、気象庁ホームページより環境省作成 令和4年8月の大雨の被害の様子 <福井県南越前町> 資料: AFP=時事 3