資料1
資料1
「知的財産推進計画2026」に
向けた検討について
令和8年2月
知的財産戦略推進事務局
「知的財産推進計画2026」の策定に向けた意⾒募集の結果概要
意⾒募集期間︓令和7年 12 ⽉ 1 ⽇(⽉) 〜 令和8年1⽉7⽇(⽔)
募集テーマ︓「知的財産推進計画2026」の策定に向けた意⾒募集
(「知的財産推進計画2025」について⾒直すべき点や、
「知的財産推進計画2026」に新たに盛り込むべき政策
事項等について)
意⾒提出件数︓901件(うち、法⼈・団体からの提出件数︓174件)
※
意⾒を提出した法⼈・団体数は44法⼈・団体、個⼈数は470名(事務局において集計)
A.知的財産の創造
17件
C.知的財産の活⽤
12件
B.知的財産の保護
38件
(C4)データ流通・利活⽤環境の整備
13件
(B1)技術流出の防⽌
13件
E.新たなクールジャパン戦略のフォローアップ
20件
(B2)海賊版・模倣品対策の強化
70件
(E1)新たなクールジャパン戦略の実装
21件
(B3)産業財産権制度・運⽤の強化
18件
(E2)コンテンツ戦略
83件
(B4)地域における知財保護
10件
F.その他
101件
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
(C1) 産学連携による社会実装の推進
4件
(A1)知財・無形資産への投資による価値創造
19件
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
(C2) スタートアップ⽀援
6件
(A2)AIと知的財産権
408件
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
(C3)新たな国際標準戦略
20件
(A3)創造⼈材の強化・ダイバーシティの実現
28件
提出された意⾒の内訳
※
※
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントした
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」に基づき分類した
1
1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
第1回構想委員会での主な御指摘事項
【知財・無形資産による価値創造を、経営会議のアジェンダとする】
中⼩企業のみならず、⼤企業に関しても、無形資産の時価総額割合を⾼めていくことを、経営トップのア
ジェンダとして認識してもらい、各社に⼿を打ってもらうことが重要。
知財戦略⽀援⼈材の不⾜に対し、CIPOなど専⾨⼈材をしっかり配置すること、知財を含む⾮財務資本
の価値を明確にしていくことが重要。これらを包括⽀援パッケージとして、知財経営の理解・実践、⼈材育
成、専⾨家⼈材の流動性向上など、今期も継続してしっかり議論していただきたい。
【経営層が理解できる共通⾔語、可視化の整備】
知財の重要性について経営層が理解できる⾔葉で説明できていない。その根底には、共通⾔語の不⾜が
ある。
経営者や投資家にとって、知財の価値を測る物差しが存在しないため、どの知財が競争⼒や事業にどう貢
献しているかが伝わっていない。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
例えば、企業の利益への貢献や、競合との差別化への寄与などを表現できる、事業貢献度を測る指標が
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
必要。このような指標により、知財の重要性が伝わり、投資家にも理解される。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
知財の価値はM&Aの買収価格やのれんにも影響するが、企業活動の中で明確にされていないことが多い。
知財の価値を明確にし、企業が価値を実感できるようにすることが有効。
技術的な質や市場性などから絶対的な価値を測る指標もあるが、企業内部で知財がどれだけ役⽴ってい
るか、事業貢献度を測る相対的な指標が望まれる。
⽇本企業の中で、数値化・情報発信に成功しているモデルケースをみつけ、広く産業界に浸透させていくこ
とが望ましい。
【紛争解決】
特許訴訟の減少について、企業にアンケート等を実施することで分析ができないのか。経営戦略の中に知
財の専⾨家が⼊っていないために特許を活⽤できていない可能性がある。
⽇本の裁判所における知財調停に対する海外企業の関⼼が⾼まっている。
3
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒①
【知財・無形資産投資】
経営者(CEO)が参画する「知財・無形資産経営コンソーシアム(仮称)」を設⽴・運営してほしい。
「⽣成AI・半導体」、「量⼦コンピュータ」等、17の戦略分野や、6つの国家戦略技術に対して、投資に
先⽴ち、かつ実⾏段階でも継続的に、官⺠が連携してIPランドスケープを実施し、これらの対応を⾏うこと
を計画化してほしい。
経営と知財を結びつけ価値創造を設計できる「知財戦略⼈材」の育成を強化してほしい。その際、⺠間
団体等が実施する実践的な研修や資格認定制度と連携し、⽀援してほしい。
「知財・無形資産ガバナンスガイドライン」を改訂し、知財・無形資産の投資活⽤を明確な「経営者のア
ジェンダ」として明記してほしい。
2025年4⽉より開始されたイノベーション拠点税制について、現在の対象範囲(特許権等の譲渡・ライ
センス所得)を、諸外国と同様に、特許権等を組み込んだ製品・サービスから⽣じる所得まで対象を拡充
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
してほしい。
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
国内⼜は海外のいずれの研究開発活動を活性化させるべきか、研究開発の原資をどう最適配分するか
は、業種や企業によって様々であることを前提に施策を⽴案してほしい。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
知財情報の開⽰内容について、その導⼊部分などの⼀部を具体的に標準化することも⼀考の余地がある。
商業的な制約のないオープンなツールの開発と公開も含め、誰もが適切な企業の知財情報を作成でき、
それを世の中で広く共有できる公開情報として開⽰できる環境の構築をお願いしたい。
知財・無形資産ガバナンスガイドラインの考え⽅を更に普及・浸透を図る⽅策を検討するに際しては、経
営層への浸透⼿段を含めた具体的な推進策の検討も併せて進めていただきたい。
表彰対象の選定や、表彰制度による好事例の周知の際は、業界毎の事業環境や投資すべき知財・無
形資産の違いについても充分に考慮し、選定結果が画⼀的にならないようにもお願いしたい。特に、出来
るだけ多くの業界及び企業規模毎に好事例をそれぞれ表彰し、公表いただけると有難い。
4
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒②
【国等が⽀援する研究開発プロジェクト(国プロ)】
17の戦略分野や6つの国家戦略技術に関しては、⽇本以外の出願が⾼⽔準にある。先⾏
特許により事業が阻まれるリスクが想定されるため、⽇本の政府や企業がこれら戦略分野に投
資を⾏うに際しては、IPランドスケープを実⾏し、その投資テーマの探索や特許侵害リスク対
策などを、官⺠が協働で実⾏することが実務上不可⽋である。
【紛争解決】
ADRの活⽤について、そもそものADR⾃体の存在と優位性についての周知啓発活動の取組
の強化を要望する。ADRは訴訟に⽐較して低コスト、短期での紛争解決が可能であり、双⽅
の合意のもと決着されるため、その利便性は⾮常に⾼い。しかし、現状は訴訟に⽐較して、多
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
くの企業においてADRの存在⾃体の認知がなく、ましてやその優位性については認知されてい
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
ないことが多い。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
5
知財投資・活⽤戦略の有効な開⽰およびガバナンスに関する検討会
○ 成⻑投資が求められる現在、経営戦略として知財・無形資産をCEOが⾃ら語ることが
重要であることを訴求すべく、下記対応の具体化を進めている。
対応① 知財・無形資産の価値を伝える原則の提⽰
(経営層に、知財・無形資産の価値の本質を伝える)
対応② 知財・無形資産ガバナンスガイドラインの改訂
(経営層に、先進的事例とその効果、不作為のリスク、無形資産活⽤の客観的データを伝える)
〇 第27回検討会(令和8年1⽉30⽇開催)では、知財・無形資産ガバナンスガイドラインの経
営層への浸透のボトルネックとその解消策について議論した。
【第27回検討会での主な意⾒】
⽇本企業では、「こだわり」、「つながり」、「すり合わせ」や、秘伝のたれの継承という現場に
強みが残る⼀⽅、経営陣による戦略的活⽤が不⼗分。そのギャップへの対応が重要ではないか。
「強みがどのように形成されるか」という根本プロセスは重要である。暗黙知ベースで共感が⾼ま
り、強みが蓄積されるケースが、⽇本企業には多くある。⼀⽅、海外企業は、意図的・戦略的に、
形式知ベースで、ビジョン・価値観を共有し、⽬指すアウトカムを明確化する。「他社が模倣でき
ない強み」を育て、組織的に強化しており、投資家にも評価されている。
「知財・無形資産への成⻑投資の具体的な中⾝は何か」という点は経営者にとって重要。明確に⾔
語化し、投資先や投資の構造を具体的に⽰すことで、経営層は初めて納得し⾏動する。
無形資産を事業に結びつけるには、技術・市場・財務を統合的に理解し翻訳する⼒、因果パスを描
く⼒、事業全体を俯瞰し提案する⼒、組織を動かす⼒を備えた⼈材育成が必要。
ガイドライン改訂にあたっては、知財推進計画2026、経済産業省のオープン&クローズ戦略事例集、
⼈的資本可視化指針等との接続や関係性を意識し、統合的なアプローチを採ることが重要。
事業環境の変化を前提とする必要がある。特に製造業では「モノ」だけでは売れず、顧客の困りご
とを解決するソリューションビジネスやプラットフォーム事業が必須。
6
(参考)WIPOによる各国の知財意識調査
○ WIPO(世界知的所有権機関) は、2025年11⽉13⽇に、知的財産意識に関する国際的調査で
あるWIPO Pulse 2025(74ヵ国の 35,500⼈からの回答に基づいた調査・分析結果)を公表。
○ 知的財産権の経済的利益に関する意識について、⽇本は74か国中64位、アジア太平洋地域14
か国中最下位。
○ このような知財意識の低さが、知財・無形資産投資が進まない⼀因となっている可能性がある。
出典︓WIPO Pulse Global IP Perception Survey 2025を
事務局にて加⼯
7
国内の特許権侵害に関する実態(国内アンケート調査)
○ 多くの⽇本企業が⾃社の特許権が侵害されたと感じた経験はあるが、侵害者と疑われる者への
対抗⼿段を断念するケースがある。
○ 対抗⼿段を断念する理由として、「コストに⽐して得られる損害賠償額が⼩さい」、「⾃社の
リソースを割くのが難しい」等の回答が多い。
知財・無形資産経営の浸透により「⾃社のリソースを割くのが難しい」状況の改善を⽬指す。
貴社の特許権が侵害されている(可能性があ
る場合も含む)と感じた経験はありますか。
(n=462)
ない
36.6%
貴社の特許権が侵害されている場合、侵害者と疑われる
者への対抗⼿段(交渉、警告、訴訟等)をとりますか。
(n=461)
原則として対抗⼿段をとらない
2.2%
原則として対抗⼿段をとる
31.2%
ある
63.4%
貴社の特許権が侵害されていると感じた時に、
被疑侵害者は貴社の特許権の存在を既に知っ
ていた(特許権の存在を知った上でなお侵害
していた)と思ったことはありますか。
(n=293)
わからない 知っていたと
思ったことがある
23.5%
28.0%
知っていたと
思ったことはない
確信はないものの、
9.2%
おそらく知っていたと
思ったことはある
39.2%
場合によっては対抗⼿段をとる
66.6%
【対抗⼿段を断念する理由(複数回答可、上位6位)】
(出典)特許庁 第55回特許制度⼩委員会 資料1
8
国等が⽀援する研究開発プロジェクトにおける知財マネジメント
○ 国等の委託による研究開発成果として受託者に帰属させた特許出願は、全出願と⽐較して、
審査請求率や特許査定率が10%程度⾼い。
○ 国等の委託による研究開発成果として受託者に帰属させた特許出願において新規性喪失の
例外を申請している割合が⾼い。
○ 新規性喪失の例外の頻繁な使⽤が、不⼗分な知財マネジメントに起因し、海外での権利取
得等の障害となっている可能性がある。
(注)新規性喪失の例外の対象は各国で異なり、例えば⾃ら学術論⽂に投稿した発明を対象としていない国もある。
新規性喪失の例外規定適⽤を申請した
特許出願の割合
国等の委託による研究開発成果として
受託者に帰属させた特許出願の
審査請求率と特許登録率
100%
9%
8%
80%
7%
割
合 60%
%
割 6%
合
5%
%
4%
40%
3%
20%
2%
最終処分未了
出願有
1%
特許登録率
国等の委託による研究開発成果として
受託者に帰属させた特許出願
審査請求率
特許登録率
国等の委託による研究開発成果として
⽇本版バイ・ドール制度適⽤特許出願
受託者に帰属させた特許出願
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
審査請求率
2004
0%
0%
全体
全体(特許庁⾏政年次報告)
(出典)知的財産戦略推進事務局調べ
(出典)知的財産戦略推進事務局調べ
9
科学技術予算と国等の委託による研究開発成果として受託者に帰属させた特許出願
○ 政府の科学技術予算は⻑期的に横ばいであったが、2017年以降は増加傾向。
○ 国等の委託による研究開発成果として受託者に帰属させた特許出願は、2021年以降は増
加傾向。
○ 国プロ由来の研究開発成果を適切な特許出願に繋げていくことが重要ではないか。
基本計画のもとでの科学技術関係予算の推移
国等の委託による研究開発成果として
受託者に帰属させた特許出願数
3000
2500
出
願
件
数
2000
1500
1000
500
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
0
(出典)⽂部科学省
科学技術・学術政策研究所、「科学技術指標2025」
(出典)知的財産戦略推進事務局調べ
※ 予算額に対する執⾏率は100%ではないことに留意。
※ 研究開発は投資してから成果が出るまでに⼀定の期間を要することに留意。
※ 国等の委託による研究開発成果として受託者に知財を帰属させる制度は委託事業のみが対象で、補助事業等は対象にならない。
※ 国等の委託による研究開発成果として受託者に知財を帰属させる制度は原則として全ての委託研究開発予算に適⽤される。
10
1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
第1回構想委員会での主な御指摘事項
【AIと知的財産権】
「AIを使わないことが最⼤のリスク」という観点は、あらためて強調しておくべき。
⽣成AIで権利侵害コンテンツが爆発的に⽣まれてくるが、プラットフォーマーやAI事業者への要
請だけでは効果が薄く、他⽅で個別企業が⺠事・刑事の対応を⾏うのは困難であることから、
後押しが必要。
⽇本はAI学習のしやすい法律になっているが、もう少しめり張りのある形で整理していくことが必
要ではないか。
⽇本では多く⼈がAIの利⽤規約を理解せずに使っており、消費者保護の観点から、⼊⼒デー
タが学習に利⽤されることがあるのか等に関する⼿引きの整備をサービス事業者に義務付ける
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
べきではないか。
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
AI利⽤発明に係る発明者適格性については、これまでの判例で確⽴している考え⽅に基づい
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
て判断すべき。また、発明該当性等については、審査の遅延が⽣じないよう、現在の審査実
務を考慮した判断を⾏うべき。
【DX対応】
ネットワーク関連発明に関する考え⽅の整理とその外部発信が必要。
外国のSEP権利者が、⽇本の中⼩企業に対しライセンス付与の申し出にあわせて技術開⽰
を求める事例が散⾒される。不⽤意な対応は、経済安全保障上問題となり得る。
12
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒①
【AIと知的財産権について】
AIの活⽤⾯が権利者保護に⽐べて優先して論じられている印象がある。
著作権法について、「学習段階であれば、既存コンテンツに酷似する映像を出⼒するようなモ
デルであっても許容される」といった誤った解釈がされることがあるのではないか。
AI事業者による学習データ開⽰、コンテンツ識別の透明性、信頼できるコンテンツ認証やそれ
らの来歴の確かさ等を明確にすることを求める。
データ活⽤に関するrobots.txtなどの技術的措置を尊重する要件を導⼊すべき。
⽣成AIのルール整備を議論する政府会議には、様々な⽴場の権利者などクリエイター側の代
表を正式メンバーとして加え、公平な⽴場で意⾒を聴取・議論に参加させるべき。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
⾮享受⽬的の機械学習まで契約を事実上義務付けるような考え⽅がひろまれば混乱を招き、
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
かえって利活⽤を阻害しかねない。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
学習データセットの出所や帰属、ライセンスの詳細は、⾃明でも合理的に把握可能でもなく、
AI開発者に対して、学習データセットに関するすべての著作権及び著作権者を開⽰することを
求めるような開⽰提案への対応は不可能な場合がある。
過度な規制強化によってAI・データ主権や経済安全保障、イノベーション促進の阻害にならな
いか慎重な検証が必要。
13
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒②
【AIの適切な利活⽤等に向けた知的財産の保護及び透明性に関するプリンシプル・コード
(案)について】
コード案により、権利者の有する懸念を⼀定程度解消することができると考えるが、実効性が
乏しいことが懸念されることから、AI事業者が遵守するよう施策の検討や周知に努めるべき。
この議論は、国内のAI開発者やAI提供者に広く適⽤される、極めて影響範囲の⼤きいものと
なっており、過度に重い負担となることはAIの利活⽤を促進するAI法の理念を没却することに
もなりかねないことから、ステークホルダーの意⾒を適切に集約し、合理的な内容のものとしてい
ただきたい。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
【AI技術の発達を踏まえた産業財産権制度上の適切な対応について】
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
⽇本の産業競争⼒強化には、企業が安⼼してAIを開発・利⽤できる環境整備が重要。AI
利⽤発明では発明者の認定が複雑になるため、従来の「発明の技術的特徴部分の具体化
に創作的に関与した者」という考え⽅を踏まえつつ、現状に即した事例集やガイドラインの整備
を求める。
14
⽣成AIの適切な利活⽤等に向けた知的財産の保護及び透明性に関するプリンシプル・コード(仮称)(案)概要
1. ⽬的
AI基本法の趣旨を踏まえ、技術の進歩の促進と知的財産権の適切な保護を両⽴し、利⽤者等が安⼼・安全に⽣成AIを活⽤できる環境を確保
できるよう、EUにおけるAI法や、コーポレートガバナンスの分野におけるスチュワードシップ・コード等の取組も参考にしつつ、⽣成AI事業者が取るべき
透明性の確保や知的財産権の保護の原則を定める。
具体的には、コンプライ・オア・エクスプレインの⼿法に基づき、プリンシプル・コードで定めた原則について、実施(コンプライ)するか、しない場合はそ
の理由を外部に説明すること(エクスプレイン)を求めるものとする。
2. 対象
以下の⽣成AI開発者及び提供者(総称して⽣成AI事業者)を対象とする。
1.⽣成AI開発者︓⽣成AIシステムを構築し、公衆に提供している事業者
2.⽣成AI提供者︓開発された⽣成AIシステムをアプリケーション等に組み込み、⽣成AIサービスとして公衆に提供している者
3.海外企業であっても、⽇本向けに⽣成AIシステムやサービスを提供している場合には対象とする。
3. 原則
【原則1︓透明性と知的財産権保護のための概要開⽰】
⽣成AI事業者は、⾃社のウェブサイト等において、開⽰対象事項の概要を公開し、誰でも閲覧できるようにすること。
【原則2︓権利侵害を主張する者からのURL等の開⽰要求への対応】
⽣成AI事業者は、訴訟等の法的⼿続を⾏う者等から、当該者のコンテンツが存在するURLを⽰して、当該URLが学習データとして⽤いられてい
るか否か等について開⽰の求めがあった場合には、その者に対して、当該事項に関する回答を⾏うものとすること。
【原則3︓⽣成AI⽣成物と類似するコンテンツが存在する場合の開⽰】
⽣成AI事業者は、⽣成AIを⽤いて⽣成物を創出した者から、当該⽣成物と同⼀⼜は類似するコンテンツが存在するURLを⽰して、当該URLが
学習データとして⽤いられているか否か等について開⽰の求めがあった場合には、その者に対して、当該事項に関する回答を⾏うものとすること。
4. 受⼊れに係る⼿続
・ プリンシプル・コードを受け⼊れる事業者は内閣府知的財産戦略推進事務局に届け出るとともに、⾃社のウェブサイト等でその旨を公表。
・ 内閣府において、参考となる様式や届出事業者⼀覧等を公表予定。
15
15
国際的な事業活動におけるネットワーク関連発明等の適切な権利保護
○ 産業構造審議会知的財産分科会特許制度⼩委員会において、ネットワーク関連発明につ
いて、現⾏法を前提とした「考え⽅の整理」の作成・公表を⾏う⽅向で検討が進んでい
る。
※ネットワーク関連発明とは、例えば、インターネット等のネットワークを介して接続された複数のコンピュータ(サーバー、クライアン
ト端末等)の組合せによって実施することが前提とされる発明。様々な分野(検索サービス、ロボット制御、ヘルステック、⾃動運転、
ドローン制御、⾃動受注・在庫管理、AR/VR、配⾞サービス等)でネットワーク関連発明が使われている。
「考え⽅の整理」の⾻⼦(案)
(出典)特許庁 第55回特許制度⼩委員会 資料1
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1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
第1回構想委員会での主な御指摘事項
MOT(技術経営)の観点から、⽇本でもNISTのような組織あるいは能⼒が必要である。
⽇本はシーズオリエンテッドによる標準化が多いが、マーケットオリエンテッドも取り込むべき。
将来的にグローバルサウスとの協調が不可⽋になるため、グローバルサウスと連携して、マーケッ
トオリエンテッドによる標準化活動を⾏う必要がある。
国際標準戦略上、知財や経済安全保障は重要な要素であるため、技術戦略、国際標準戦
略、経済安全保障戦略の検討に際しては、知財クラスターと結びつけて議論するべき。
国際標準を推進するにあたって、個社頼りにするのではなく、ステークホルダーごとの連携が重
要。
国際標準化活動の推進にあたって、戦略的に、適切なタイミングで標準必須特許の取得がで
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
きるような仕組みが必要。
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
⽇本がどの分野に注⼒すべきか検討するにあたって、他国がどのような標準を取得しているのか、
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
また標準必須特許がどのような数・分布になってるのかを⾒える化するべきではないか。
経済安全保障も国際標準戦略の⼀つの軸となっていることから、特定重要物資だけでなく、
重要な役務の提供などについても議論があってもよいのはないか。
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知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒①
【産学官⾦の取組の強化】
中⼩企業は重要なイノベーションの源泉であるにもかかわらず、国際標準活動への参画につい
ては不利な⽴場にあるため、政府による⽀援が必要。
国際標準活⽤の普及啓発に当たっては、企業に対する様々なメリット(市場創出・リスク回
避等)や国としての取組みが広く浸透し認知されるような点を含めた普及啓発をお願いしたい。
オープン&クローズ戦略の遂⾏などにおいて標準化は重要な要素である。そのため、企業のビ
ジネス戦略に標準化の活⽤を組み込むことの重要性を周知いただきたい。
【標準エコシステムの強化】
経営戦略・事業戦略を⽴案するにあたり、それら戦略を成功に導くツールとして国際標準を活
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
⽤して戦略検討できる/戦略助⾔できる⼈材は企業にとって重要であるものの、そのような⼈
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
材が不⾜しているのが実情であり、育成強化をお願いしたい。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
無償での各種標準関連情報の公開や、無償或いは極低額な教育・育成プログラムや、国に
よる標準化教育⽀援など、標準化を知りたい・学びたい初⼼者や興味を持ちはじめた者が取
り組みやすい学びの場の提供を検討、拡充いただきたい。
【国際連携の強化】
国際市場の創出や海外展開といった観点から、現地でのビジネスパートナーの開拓⽀援等の
アクションも政府として⾏っていただきたい。
【モニタリング・フォローアップ】
戦略のフォローアップに際しては、各領域の時間軸はそれぞれ異なると思われるため、各戦略の
時間軸を明確にして推進・フォローしていただきたい。
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知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒②
【標準必須特許について】
⼀般的な特許と標準必須特許では慣⾏が異なることから、サプライチェーン全体を含む関係
者にガイドライン等の周知を⾏うとともに、最新の動向に応じたガイドライン等の改訂や、業界
単位での議論の促進を図ることが必要。
標準必須特許に関して、権利者団体が構成するパテントプールのルールメイキングに実施者が
団体として参画し、意⾒を反映させることで、公平・合理的・⾮差別的な条件が担保され、ラ
イセンス環境の透明性の向上が図られることが重要。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
20
官⺠連携の場の設置
○官⺠連携の場として、「国際標準に係る官⺠ハイレベルフォーラム」を設置。
○本年1⽉29⽇、第1回総会を開催し、⾏動宣⾔を決議。
<総会構成員>
○⼩野⽥内閣府特命担当⼤⾂、遠藤⽇本経済団体連合
会副会⻑を共同議⻑とし、関係省庁や団体、国研・
独法からの代表者及び有識者を委員として選出
第1回総会の様⼦
<⾏動宣⾔>
○官⺠⼀体となって能動的に国際標準・ルール形成を
推進することを宣⾔
○具体的な取組として以下の事項を記載
①意識改⾰(ルールテイカーからルールメイカーへ)
②国際標準活動の事業戦略・経営戦略や知財戦略、科
学技術研究との⼀体的推進及び⼈材育成
③国際相互承認を始めとする柔軟な取組
④AI・デジタルなどの領域横断的な国際標準化に向
けた連携・協働
⑤取組のフォローアップとアジャイルな⾒直し
21
国際標準に関するシンポジウム(⽇経フォーラム)の開催
○ 本年2⽉10⽇、産業界への国際標準に関する普及啓発の場として、内閣府・経団連・
⽇本経済新聞の共催で、「未来を創る国際標準化・国際ルールメイキング」をテーマとし
た⽇経社会イノベーションフォーラムを開催。
○ 当⽇は、⼩野⽥特命担当⼤⾂、佐藤啓官房副⻑官、遠藤経団連副会⻑から挨拶をいただ
き、内閣府・経団連・経済産業省・総務省・⼊⼭章栄教授から講演、その後、各社・団体
の取組を紹介いただき、パネルディスカッションを実施。
○ イベントの様⼦は、今後⽇経紙上で広告記事として掲載、経営層への訴求を図る。
・冒頭、⼩野⽥⼤⾂や遠藤副会⻑(後から佐藤副⻑官)のご挨拶として、国際標
準・ルールを能動的に作っていくことが重要であり、そのために官⺠ハイレベルフォーラム
を⽴ち上げ、官⺠⼀体となって取り組むべきといった御指摘があった。
・その後、内閣府から「新たな国際標準戦略」、経団連から⾃⾝の提⾔や取組、経
済産業省から基準認証政策の動向、総務省からICTの国際標準化についての紹介
があった。⼊⼭教授の基調講演では、国際ルールを含む⾮市場戦略の重要性、特に
ロビイングやリーガル⼈材、現地PRの重要性についての指摘があった。
・後半は、ダイキン、ヤマト運輸、NTT、Q-STAR、AISI、マカイラから、各
社・団体の国際標準化の取組についての紹介があった。
・その後、「今⽇から始める国際標準活動」と銘打った、登壇者によるパネ
ルディスカッションのセッションで、来場者への事前アンケート結果を踏まえ、
国際標準化が経営にどのように貢献するのか、その経営戦略上の位置づ
けや、どこから⼿を付ければよいのか、あるいは⼈材不⾜や専⾨的知⾒の
⽋如といった課題にどのように対応すべきか等について、活発な意⾒交換
が⾏われた。
22
第9回国際標準戦略部会における議論
○令和8年2⽉18⽇、第9回国際標準戦略部会を開催。
○内閣府における「新たな国際標準戦略」に関する取組状況を報告し、意⾒交換を実施。
主な意⾒は以下のとおり。
「新たな国際標準戦略」における重要・戦略領域は、現在議論している第7期科学技術イノベーション基
本計画における重要技術領域や、成⻑戦略における戦略17分野とも重なるところが多く、技術・成⻑・標
準の⼀体化が進んでいる。今後、新技術⽴国の観点を含め、政策⽴案の段階から関係者間でコミュニケー
ションをとりながら推進していくことが重要。
⽇本の安全規制が性能規定ではなく厳格な技術仕様のため、インフラの分野では、「死の⾕」を超えること
が難しい。性能保証といった⺠間の取組を組み合わせることで、「死の⾕」となる部分を市場化する必要。
標準化において、社会や産業全体の仕組みを規定する「システム」の視点が不可⽋。あるべき理想のシステ
ムのアーキテクチャを描いた上で、interoperablityを念頭に、あらゆる領域を繋ぐ発想が必要。
医療機器の分野においては適合性評価が重視されているが、ルールを⾃ら作るという意識は弱い。ルールを
作るという意識を企業が持つため、現場で標準化を促す⼈材の育成が重要。
標準はイノベーションの出⼝戦略であるが、上流に遡っていく取組、すなわち社会実装の段階において措置
するのではなく、研究開発の段階から標準の活⽤を念頭においた対応が必要。
国際標準に係る官⺠ハイレベルフォーラムや国際標準戦略部会では、国際標準化の最前線の声を拾える
体制が必要。
デジタル・AI分野において、海外の動きは⾮常に速い。モニタリングだけでなく、⺠間がすべきアクションの明
確化を。⼀⽅、AI分野における規制・標準・認証の⼀体化は欧州でも苦戦し対応が遅延。⽇本で議論を
⾏う際には、運⽤⾯を⾒据えて早めに⺠間も巻き込んで議論を⾏うべき。
様々な国が多様なルール形成に動いており、リアクティブな対応だと右往左往する。我が国としての仮説を持
つべき。⼀⽅、全体像からアクションを導くのは時間を要するので、Player driven、あるいは⽇本が光る部
分に注⼒すべき。その上で、戦略や計画を作るに当たり、マーケティングの発想で海外にアピールすべき。
ハイレベルフォーラムは⾦融の規制側(⾦融庁)だけでなく使う側(⾦融機関)も⼊れるべき。
23
(参考)標準と特許の連携について①
(出典)経済産業省 第10回 産業構造審議会 イノベーション・環境分科会 イノベーション⼩委員会
資料3「国家戦略技術領域に係る⼀気通貫⽀援の推進に向けて」(2025年12⽉8⽇)から抜粋
24
(参考)標準と特許の連携について②
(出典)経済産業省 第10回 産業構造審議会 イノベーション・環境分科会 イノベーション⼩委員会
資料3「国家戦略技術領域に係る⼀気通貫⽀援の推進に向けて」(2025年12⽉8⽇)から抜粋
25
1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
第1回構想委員会での主な御指摘事項
【KPIと進捗管理】
クールジャパン関連産業の海外展開市場規模の進捗は、円ベースだけではなくドルベースでもモ
ニタリングするべき。
【海外展開・海外発信】
化粧品・ファッション・⾷品などのグローバルサプライチェーンの構築が重要。
クールジャパンの価値創造⼒のサステナビリティが重要であり、維持するには⼈材がカギ。⽇本⽂
化が⽇本のクールジャパンを作っているため、若い⼈が⽇本⽂化に触れ、理解し、習得する仕組
み作りを考える必要がある。
【ブランディング、異分野との連携】
⽇本の商品は⽇本式のブランドストーリーを構築しており、⽇本の商品ならではの発信に注⼒す
るべき。
サプライチェーン全体や地元の素材を使⽤している化粧品やファッションブランドが連携し、地域
⼀体となったプロモーションを⾏うべき。
ファッションやビューティにもコンテンツとの連動性がほしい。
クールジャパン官⺠連携プラットフォームについて、活動している⼈たちがより深く、広くつながれる
ような仕掛けを強化していくべき。
【地域における⾼付加価値化】
地⽅において、⻑期滞在のための取組や受⼊れ環境整備として⼆次交通の確保が重要であり、
「交通空⽩」解消本部と連携すべき。
地域では担い⼿が不⾜している。デジタルや地域課題の解決に関⼼のある学⽣をうまく活⽤す
ることによりこの課題を解決できないか。
27
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒
【KPIと進捗管理】
これまでのクールジャパン戦略の成果を振り返るとともに、「新たなクールジャパン戦略」のKPIに
対する達成度合いと今後の⾒通しを⽰すべき。
【コンテンツと異分野の連携】
料理、⾷、ファッション等はドラマ、マンガ、アニメ、ゲーム等の影響を受けたものも多く、相互活⽤
してほしい。コンテンツを活かした住居やホテル、レストランが出てきてほしい。
コンテンツを活⽤したゆかりの地巡り等の取組について、成功事例と課題を合わせて議論するべ
き。
【海外展開・海外発信】
化粧品産業について、幅広い事業者が海外市場に参⼊できるよう輸出・マーケティング⽀援を
強化するべき。ECを含む海外販売⽀援等の枠組みを整備するとともに、他国の成功要因を分
析し、⽇本の強みを活かした戦略を検討するべき。
放送コンテンツと⽇本の優れた商品やサービスの連携を政府や経済団体等が後押しし、⽇本
全体の競争⼒強化を実現するべき。各地のテレビ局が制作、放送している情報番組の⼀部
コーナーから切り出した映像を活⽤し、海外へ地域のグルメや⽂化的映像を発信するなど、地
域の魅⼒の発信⼒強化に放送コンテンツを積極的に活⽤するべき。
⽇本ファンを増やすには⽇本に関⼼のある外国⼈コミュニティをどのように活⽤していくかが重要。
海外の価値観を学ぶ意味で外国⼈材は必要。⽇本のコンテンツで⽇本語を学んでいることが
知財開発を⾏う外国⼈を呼びこむことにつながっていく。
28
クールジャパン関連産業の海外展開の進捗
• 知的財産推進計画2025に基づくクールジャパン関連産業の海外展開の合計は27.1兆円、新たなクールジャパン戦略にお
ける実績値から8.0兆円、41.92%の増加。
• ⼀⽅、⽶国ドルベースでみると、合計は1,880億⽶ドル、前回実績値から460億⽶ドル、32.44%の増加。
円ベース(単位︓兆円)
⽶国ドルベース(単位︓100億⽶ドル(※1))
知的財産推進計画
2025数値
新たなクールジャパン
戦略数値
増減率
(%)
知的財産推進計画
2025数値
新たなクールジャパン
戦略数値
増減率
(%)
コンテンツの海外展開(海外市場
規模)
5.8(2023年)
4.7(2022年)
23.22
4.1(2023)
3.6(2022)
15.34
訪⽇外国⼈旅⾏(インバウンド)
消費額
8.1 (2024年)
5.3 (2023年)
53.39
5.4(2024)
3.8(2023)
42.36
農林⽔産物・⾷品の
輸出額
1.5 (2024年)
1.5 (2023年)
3.64
1.0(2024)
1.0(2023)
-3.81
⾷品製造業の現地法
⼈の売上⾼
7.3 (2023年)
3.5(2022年)
109.00
5.2(2023)
2.7(2022)
95.62
1(2023年)
0.9(2022年)
2.85
0.7(2023)
0.7(2022)
-3.73
1.8(2023年)
1.4(2022年)
26.83
1.3(2023)
1.1(2022)
18.71
化粧品の輸出
0.6(2023年)
0.8(2022年)
-21.05
0.4(2023)
0.6(2022)
-26.09
主たる化粧品メーカー
の海外売上
1.0(2023年)
1.0(2022年)
-4.77
0.7(2023)
0.8(2022)
-10.87
27.1
19.1
41.92
18.8
14.2
32.44
⾷
繊維品・繊維製品の
ファッショ 輸出
ン
主たるファッションメー
カーの海外売上
化粧品
合 計
(※1)IMF Exchange RatesのPeriod average のレートを⽤い作成。1ドル=131.50円(2022年)、140.49円(2023年)、151.37円(2024年)
https://data.imf.org/en/Data-Explorer?datasetUrn=IMF.STA:ER(4.0.1)
29
⽇本の国際収⽀から⾒たクールジャパン(サービス収⽀の中の知財・旅⾏収⽀等)
【 サービスの国際収⽀(2024年及び2025年)の内訳 (兆円)】
• サービス収⽀は慢性的な⾚字が続き、2025年はその他業務サービスの⾚字拡⼤もあり、全体では3兆円超の⾚字。⼀⽅、
知財等使⽤料の安定的した⿊字とインバウンド拡⼤がサービス分野における我が国の稼ぐ⼒を牽引している。
2024
2025
0.0
0.1
(0.1)
(5.2)
<関連⼩項⽬> ⾳響・映像・関連サービス
個⼈による⾳楽映像のダウンロード、サブスクリプション、
⾳楽映像制作(ライセンス除く)や興⾏のサービス取引を
含む
(0.1)
(5.9)
<関連⼩項⽬>コンピューターサービス
個⼈によるゲームソフトのダウンロード、サブスクリプ
ション等を含む
(2.7)
(2.5)
3.3
3.2
0.7
0.9
(3.3)
(3.3)
0.3
0.4
(0.9)
<関連⼩項⽬>産業財産権等使⽤料、
著作権等使⽤料
特許、商標、意匠、ノウハウ、著作物 (プログラム
含む)、フランチャイズによる企業間のライセンス
(1.2)
(0.4)
(0.5)
⾚字
-8
-6
(2.8)
(3.4)
-4
6.1
6.3
(0.7)
(0.7)
-2
⿊字
0
2
4
6
8
(資料)「国際収⽀統計」(財務省)2024年確報値と2025年速報値をもとに作成
30
クールジャパン関連産業の官⺠挙げた取組動向
• クールジャパン関連産業の海外展開の規模の拡⼤に向け、分野・産業ごとに官⺠で連携して取組・検討を実施。
農林⽔産物・⾷品
インバウンド消費
⽬標
⽬標
2030年までに、
・訪⽇外国⼈旅⾏消費額 15兆円
・訪⽇外国⼈旅⾏者数 6,000万⼈
2030年までに、
・農林⽔産物・⾷品の輸出額
・⾷品産業の海外展開による収益額
・インバウンドによる⾷関連消費額
※「明⽇の⽇本を⽀える観光ビジョン」
(平成28年3⽉30⽇明⽇の⽇本を⽀える観光ビジョン構想会議決定)
取組状況
インバウンド市場の多様化の流れをさらに後押しするため、
⽇本政府観光局(JNTO)を通じて、戦略的な訪⽇プロ
モーションを実施。また、地域の観光資源を活⽤した観光コ
ンテンツの開発、適切な販路開拓、情報発信等の総合的
な⽀援を⾏うとともに、より⾼単価な特別体験商品の造成
を⽀援。
また、国⼟交通省「交通空⽩」解消本部において、地⽅運
輸局における伴⾛⽀援等を通じた「観光の⾜」の確保・充
実を図り、地⽅誘客を推進。
2026年1⽉、国⼟交通省交通政策審議会観光分科会
において第5次観光⽴国推進基本計画素案として、インバ
ウンド受⼊れと住⺠⽣活の質の確保との両⽴や観光地・観
光産業の強靭化等の⽅向性を取りまとめ。
明⽇の⽇本を⽀える観光ビジョン構想会議/観光戦略実⾏推進会議
https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/suishintaisei/vision_koso.html
第5回 国⼟交通省「交通空⽩」解消本部資料
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/content/001973968.pdf
交通政策審議会 第54回観光分科会配布資料
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/content/001973968.pdf
5兆円
3兆円
4.5兆円
※⾷料・農業・農村基本計画(令和7年4⽉11⽇閣議決定)
取組状況
農林⽔産物・⾷品の輸出拡⼤に向け、①現地系商流
への売込みの強化、②輸出産地の育成や、農林⽔産
物・⾷品輸出プロジェクト(GFP)の活動⽀援を活⽤し
た輸出事業者の裾野の拡⼤、③輸出先国の多⾓化、
④各国・地域の輸⼊規制の撤廃等に向けた協議の加
速化を進めるとともに、輸出拡⼤との相乗効果を発揮す
べく、⾷品産業の海外展開やインバウンドによる⾷関連
消費の拡⼤を推進。
⽇本産酒類については、⽇本産酒類輸出促進コンソー
シアムにおいて、専⾨家セミナー、事業者間のマッチング
⽀援、海外商談会等の⽀援を実施。
農林⽔産物・⾷品の輸出拡⼤のための輸⼊国規制への対応等に関する関係閣僚会議
(第23回)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/nousui/yunyuukoku_kisei_kaigi/dai23/s
hiryo.pdf
⽇本産酒類輸出促進コンソーシアム
https://sake-consortium.nta.go.jp/
31
クールジャパン関連産業の官⺠挙げた取組動向
ファッション
ビューティ
⽬標
⽬標
・⽇本ブランドの価値を⾼める商材・サービスを発掘・開
発、または他分野連携によって付加価値を⾼め、新た
な需要を開拓することで、
①地域における「クリエイティブ産業」の創出(海外需要
を取り込める市場創出)
②他産業との共創も進めることで⾃律的なエコシステム
を形成し、地域経済活性化・雇⽤創出等につなげる
・2033年までに、2兆円
(2025年10⽉、⽇本化粧品⼯業会において化粧品
の輸出額を2022年の0.8兆円から2033年までに2兆
円に増額させるとの意欲的な⽬標を公表)
取組状況
取組状況
2025年6⽉、「エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会」
において、ファッション産業全体の⽣産性・収益性の向上
と国際競争⼒強化に向け、官⺠が連携して戦略的に取
り組むため、①ファッションIPの創出、②⾐料品の輸出拡
⼤のためのブランド育成、③伝統技法と現代ファッションの
融合、④デザイナーが創作に専念できるチームビルディン
グ、⑤先端技術の積極的な導⼊のアクションプランを提
⽰
現在、異業種連携・領域による⽇本のブランド価値向上、
ストーリーを適切に伝えるプロデューサー⼈材等の最⼤限
活⽤の観点から議論を継続。
国産化粧品の国内外市場におけるシェア低下の状況に
鑑み、⺠間による協調領域での取組を後押しすることを
⽬的として、化粧品の製販企業、原料企業、OEM、E
コマース、海外展開の関係者や学識経験者、専⾨メディ
ア関係者等の関係者の参画を得て、2025年12⽉、
「化粧品産業競争⼒強化検討会」を⽴ち上げ。
本検討会では、⽇本ブランド、越境ECの活⽤、海外規
制対応の⽅法、海外マーケティングのあり⽅、輸出促進
に係る業界団体のあり⽅等について議論を実施。2026
年4⽉に中間とりまとめを予定。
エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/entert
ainment_creative/012.html
化粧品産業競争⼒強化検討会
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/cosmetic_
industry/index.html
※下記に記載の「エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会」におい
て定性及び定量⽬標(市場規模等)等を検討中。
32
官⺠・異業種連携の強化
• クールジャパンの取組は、コンテンツ、⾷、インバウンド消費等様々な分野にまたがっており、関係省庁や⺠間企業が連携し、
より相乗効果を⾼めて⽇本が持つ魅⼒を海外に発信することが重要。
• 内閣府では、官⺠・異業種連携の強化を図る「クールジャパン官⺠連携プラットフォーム」(CJPF)において、優れた取組の
発掘・発信や異業種間の連携促進等を実施。引き続き、在外公館の活⽤やメディア向けの発信を含め、積極的な発信を
⾏っていくとともに、異業種間(コンテンツと⾷等)の連携促進の活動を強化していく。
発信強化
連携促進
●⼤阪・関⻄万博における⽇本の魅⼒の発信
「クールジャパンショーケース アニメ・マンガツーリズムフェスティバル」
●CJPF総会
「クールジャパンフロンティア toward 2033」
• 2025年4⽉30⽇〜5⽉2⽇、⼤阪・関⻄
万博会場内EXPOメッセ「WASSE」にて、アニ
メ・マンガ等にみる⽇本の魅⼒や、アニメ・マン
ガ等のゆかりの地の魅⼒を世界に発信。
• 3⽇間の来場者数は、15,300⼈。(知財事
務局調べ)
• 国内外の多数メディアにて報道。
• クールジャパン担い⼿等様々な業種間での
ネットワークを構築する、CJPFの総会を開催
し、約150名が参加(ハイブリッド)。
●優良事例の表彰「CJPF AWARD」
• ⽇本の魅⼒を世界に伝えるムービー(動画)
及びプロジェクトを事業者・⾃治体等から募
集し、表彰。海外メディア、在外公館等関
係機関と連携し、発信。
【CJPF AWARD2025】
➤優れた取組を発掘し、関係省庁等と連携してクールジャパンの発
信強化を推進。
• 城内⼤⾂(当時)からのご挨拶をはじめ、エグゼクティブディレクター
軍地⽒、⽮野⽒からファッション、ビューティーの海外展開に向けた現状
と課題とアクションに関して発信。パネルセッションでは相川七瀬⽒、河
森正治⽒、夏野剛⽒から、クールジャパンの未来 世界に響く“⽇本ら
しさとして多様性のある⽇本⽂化の重要性等について発信。
●連携促進を⽬的とした勉強会・交流 「CJPF LAB」
• CJの先駆者からのノウハウ共有等を⾏い、
クールジャパン関係者の事業拡⼤や連携に
よる新たな取組の創出推進を⽬的とした勉
強会及び意⾒交換を実施。
• 2025年12⽉開催の「コンテンツと異分野
連携」の回では290名の参加者が登録。
(2025度は計6回開催予定)
➤コンテンツと⾮コンテンツの連携拡⼤の強化等に取り組む。
33
コンテンツを活⽤した地⽅創⽣の好循環
• コンテンツ産業と地域経済の活性化の好循環を実現するため、アニメツーリズムやロケ誘致、博物館・美術館等の拠点化、
地域発のコンテンツ制作・関連商品開発やコンテンツの魅⼒を活かした⾼付加価値を⽣み出す拠点づくりを、関係省庁、⾃
治体、関係経済界が連携して推進する。
• 2025年10⽉から12⽉「コンテンツ地⽅創⽣拠点」の第1弾の公募を実施し、2026年3⽉頃、クールジャパン戦略会議
(議⻑︓内閣府特命担当⼤⾂(クールジャパン戦略))において約20か所を選定予定(2033年までに200か所選定
を⽬指す)。
<地⽅で稼ぐ>
①ロケ誘致
②アニメツーリズム
③にぎわう拠点
④コラボ商品開発
1拠点当たり平均約50億円×200か所で、約1兆円の経済波及効果を想定
コンテンツ地⽅創⽣拠点の選定
地域⼀体となったコンテンツ起点の取組に対する
関連施策を総動員した重点⽀援
全国⼤での回遊促進によるオーバーツーリズム解消
映画・映像を活⽤した地⽅創⽣に向け、ロケ誘致、「ロケ地の聖地化」を推進(表彰を実施)
官⺠⼀体となったロケツーリズム、アニメツーリズムの推進
「メディア芸術ナショナルセンター」(仮称)の整備・⽂化資源を活⽤した観光コンテンツの磨き上げ
地域資源を活⽤した観光コンテンツの開発、適切な販路開拓、情報発信等への総合的⽀援
コンテンツを活⽤した地⽅創⽣の実現に向けた取組への⽀援
34
1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
第1回構想委員会での主な御指摘事項
【コンテンツ戦略】
海外ビジネスを展開するマネジメント⼈材、コンテンツビジネスの専⾨⼈材を育成するビジネス
スクールが不⾜している。コンテンツをつくる⼈材だけでなく売る⼈材の育成にも注⼒すべき。
AIで翻訳が⾃動化されるようになり、プロの翻訳者の仕事が減っていることから、⽂化ファシリ
テータのような取組をサポートするような仕組みを考えるべきではないか。
政治的要因で揺らぎやすい産業であるからこそ、⽂化としての⽇本のコンテンツの魅⼒を発信
していくことが必要。
コンテンツ産業において利⽤可能な税制⽀援を検討すべき。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
【海賊版対策】
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)対策、現地摘発、ドメイン対策の3点が重要。
インターポールの海賊版部⾨に⽇本の常駐担当者をおくべき。
ドメインホッピングへの対応のため、ICANNにおける働きかけ等を通してドメイン対策をさらに強
化すべき。新たに発⾏が予定されるトップレベルドメインについても注意が必要。
36
知財計画2026に向けた意⾒募集で提出された主な意⾒
【コンテンツ戦略】
海外展開で先⾏する韓国や欧⽶諸国の映像制作事業者等とのイコールフッティングや競争と
共同製作の両⾯において重要であり、それらの国の⽀援策に⽐肩する規模で使いやすい財
政・⾦融・税制の⽀援策が求められる。
⽇本の制作会社の中には、プラットフォームから委託を受けて制作を⾏うケースと、⾃社IPを提
供するケースの双⽅があるが、いずれも交渉⼒の⾯で課題を抱えており、国際競争⼒の強み
が適切に評価される取引環境の整備について引き続き検討すべき。
クリエイターへの適切な対価還元に関し、さらなる検討の前提として、分野横断型権利情報
データベースの整備や、各データベースを⽤いて具体的にどのようなプロセスで利⽤許諾が得ら
れることができるのかに関するガイドライン等、現在の対価還元の枠組みを「⾒える化」すべき。
同じ者が2件以上意⾒提出したものは、それぞれ1件としてカウントしています。
レコード演奏・伝達権を⽇本でも創設し、円滑な権利導⼊を図りながら、海外から対価還元
意⾒提出者が申告した「意⾒の分野」の欄に記載しています。
を受けられる環境を整備することが急務である。
⽂字化け等により判別できない⽂字は、「◆」で表⽰しています。
【海賊版対策】
出版5社マンガ海賊版サイト対策会議(JPMAC)によるICANN及びドメイン事業者への
働きかけについて、各省庁と連携して取り組んでいく必要がある。
海外での訴訟提起や差⽌命令取得に向けた⽀援体制の整備を含め、実効的な海賊版対
策に資する後押しをお願いしたい。
偽キャラクターグッズ対策について、⺠間のみでは限界のある現地での流通実態調査や、現地
執⾏機関への取締り要請等も含め、政府による⽀援体制の強化を要望する。
37
⽇本のコンテンツ産業の海外展開の市場規模(推移)
○ 2024年の⽇本のコンテンツの海外市場の規模は合計6. 0兆円と推計。
○ 特にアニメが伸び、全体として前年と⽐べ増加となった。
⽇本のコンテンツの海外市場規模の推移と分野別内訳
(億円)
70,000
57,756
60,000
50,000
45,464
40,000
34,143
30,000
20,000
10,000
22,901
15,640 15,796
10986
10511
18,150
10061
12842
21089
46,882
36,968
35942
29382
25,857
45,345
28414
60,044
33748
27780
21684
13327
7676
9948
10092
12009
12394
13134
14592
17222
21702
2823
2013
3265
2014
5883
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
ゲーム
10986
10511
10061
12842
13327
21089
21684
29382
28414
27780
35942
33748
出版
1413
1500
1538
1573
1615
1775
1953
2538
2792
3200
3200
3200
アニメ
2823
3265
5883
7676
9948
10092
12009
12394
13134
14592
17222
21702
テレビ番組
173
220
283
315
262
300
261
220
210
230
317
333
実写映画
245
300
435
495
705
887
1061
930
795
1080
1075
1061
0
(資料) 「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース 2025」((株)ヒューマンメディア)をもとに作成
38
⽇本成⻑戦略本部 「危機管理投資」、「成⻑投資」の17の戦略分野
○ 昨年11⽉の第1回⽇本成⻑戦略本部において、 「危機管理投資」、「成⻑投資」の17の戦略分野の1つとして「コンテン
ツ」が設定された。
39
コンテンツ産業官⺠協議会の体制
議⻑
内閣府特命担当⼤⾂(クールジャパン戦略)
副議⻑
内閣官房副⻑官(衆)
議⻑
代⾏
内閣府知的財産戦略推進事務局⻑
構成員
庵野 秀明
アニメ特撮アーカイブ機構理事⻑
アニメーション・実写監督・プロデューサー
坂本 和隆
Netflix Entertainment Japan(同)
コンテンツ部⾨バイスプレジデント
⽯川 和⼦
⽇本動画協会理事⻑、
⽇本アニメーション(株)
代表取締役社⻑
辻本 春弘
コンピュータエンターテインメント協会会⻑
(株)カプコン代表取締役社⻑
宇⽥川 南欧
⽇本eスポーツ協会理事
(株)バンダイナムコエンターテインメント
代表取締役社⻑
野間 省伸
デジタル出版者連盟代表理事
(株)講談社代表取締役社⻑
襟川 芽⾐
デジタルメディア協会副理事⻑
(株)コーエーテクモゲームス取締役
常務執⾏役員
堀⽊ 卓也
⽇本⺠間放送連盟専務理事
岡本 美津⼦
東京藝術⼤学⼤学院映像研究科教授
松尾 豊
東京⼤学⼤学院⼯学系研究科教授
⿊崎 めぐみ
⽇本放送協会理事
(広報統括、⼈事・労務統括補佐)
松岡 宏泰
ユニジャパン理事⻑
東宝(株)代表取締役社⻑ 社⻑執⾏役員
是枝 裕和
映画監督
村松 俊亮
⽇本経済団体連合会クリエイティブエコノミー委員⻑
(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント
代表取締役社⻑グループCEO
近藤 ⾹南⼦
アングルピクチャーズ(株)
現場スタッフマネージャー
関係⾏
政機関
総務省(局⻑級)、外務省(局⻑級)、⽂科省(局⻑級)、経産省(局⻑級)、公取委(審議官級)
40
①成⻑投資に関する課題
現状と課題
○ ⽇本のコンテンツの海外市場売上の伸び率
は、各分野の動向や為替の影響等により変
動があるものの、 2033年に海外売上⾼を
20兆円とする政府⽬標との間にはギャッ
プが存在。
○ 令和7年度補正予算では、550億円を超え
るコンテンツ予算を確保したものの、年間
1,000億円規模以上の政府⽀援を通じてコ
ンテンツ制作や流通を⾏う諸外国との間に
は引き続き差がある。
コンテンツ産業⽀援における各国政府予算
アメリカ
中国
フランス
6,176億円 1,283億円 1,233億円
韓国
⽇本
762億円
556億円
※556億円はR7年度補正予算における内閣府知財事務局
経産省、⽂化庁、総務省、外務省の経済対策⽀援額の合計
経済産業省⽂化産業創造課
第8回エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会資料より抜粋
論点(案)
○ 成⻑が期待されるコンテンツ分野において、官⺠連携による投資を増⼤させるため、ど
のようにして、諸外国に⽐肩するような、⼤規模・⻑期・戦略的な⽀援を進めていくか。
○ 総理指⽰を踏まえ、分野毎に想定する海外売上やその必要な投資額について、官⺠で⽬
標を設定することが重要ではないか。
○ 併せて、⽬標達成につながるような定量的なKPI を設定していくべきではないか。また
そのために統計データの整備・分析が必要ではないか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
41
②コンテンツ⽀援事業等の実施体制に関する課題
現状と課題
○ 関係機関としてクリエイター⽀援基⾦を執⾏す
る⽇本芸術⽂化振興会、コンテンツビジネスの
海外展開を⽀援する⽇本貿易振興機構
(JETRO) 、⽂化交流を通じて⽇本のコンテ
ンツを海外に発信する国際交流基⾦等の独⽴
⾏政法⼈や、横断的にコンテンツビジネスを⽀
援する映像産業⽀援機構(VIPO)、コンテン
ツ海外流通促進機構(CODA)のほか、分野毎
の業界団体等が複数存在している。
○ 各団体それぞれに設⽴した背景と⽬的があるた
め業界ごとに多数の団体が存在するのは当然の
ことであるが、結果的に海外展開のハブとして
機能している組織が存在しない分野がある。
コンテンツ⽀援事業の主な執⾏組織と、分野ごとの業界団体
独法等
JETRO
⽇本芸術⽂化振興会
国際交流基⾦
(所管省庁)
(経産省)
(⽂化庁)
(外務省)
【分野横断的な団体】 VIPO、CODA、DCAJ等
⺠間団体
ゲーム
⾳楽
放送
CESA
JOGA
IGDA
JESU
等
CEIPA
等
⺠放連
ATP
BEAJ
等
アニメ
映画
マンガ
⽇本動画協会 UNIJAPAN 雑協
JAniCA
映連
書協
NAFCA
映適
電書連
等
JFC
ABJ
等
JPIC
等
論点(案)
○ 団体間で切磋琢磨をすることは重要である⼀⽅、団体間が協調する取組も必要ではないか。
○ ⼀例として、ハブとして機能している組織が存在しない故に、海外展開や対価還元に向けた交渉、補助⾦の執⾏な
どが⾮効率になるといった問題がないか。
○ 諸外国の事例も踏まえながら、各機関の役割や事業の実施体制等を必要に応じて⾒直し、より効果的な事業執⾏等
につながるような連携を促進するべきではないか。
○ 各団体の役割分担を整理することを前提に、必要に応じて、予算やコンテンツ業界の⾒識を有する⼈員等を確保・
維持するための⽅策についても、検討が必要ではないか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
42
③⼈材に関する課題
現状と課題
○ 2033年に海外売上⾼を20兆円とする政府⽬標の達成のため
には、新たな価値を創造する卓越したクリエイター、グ
ローバル展開を⽀える⾼度専⾨⼈材、制作現場を⽀える中
核的専⾨⼈材の質・量ともに必要。
○ 制作現場の⼈材不⾜による供給制約がボトルネックとなり、
我が国の強みである創造⼒の発揮や産業競争⼒の強化を阻
害する懸念がある。
○ 制作⼯程の⼀部を海外発注に依存することにより、技術継
承や地政学的リスクの問題が懸念される。
○ 具体的な⽬標を設定する上で、⼈材需要等に関する基礎
データの再整理や不⾜しているデータの収集、分析を進め
ることも重要。
新たな価値を生み出す
卓越したクリエイター
グローバル展開を支える
高度専門人材
制作実務を担う
中核的専門人材
作家、監督、作曲家など
プロデューサー、編集者、渉外・法務、
など
アニメーター、CG/VFXエンジニア、
撮影・音響スタッフ、翻訳者など
論点(案)
○ 戦略的に⼈材育成を進めるにあたって、分野ごとに今後の⼈材需要を明確化し、卓越したクリエイターに限らずプロデュー
サー等も含め、必要な⼈材とその規模を⽬標として設定していくことが必要ではないか。
○ その際、分野ごとに短期的に対応すべき課題、中⻑期の視点で対応すべき課題、それぞれについて整理したうえで対応する
べきではないか。
○ 短期的には、卓越した若⼿クリエイターが海外で発信をする機会を広げることや、企業内や企業間で連携した⼈材育成の強
化が必要ではないか。
○ 特に中⻑期的な観点では、産業界のニーズを踏まえた形で、分野ごとの課題を洗い出し、必要な⼈材像や育成⽅法等につい
て議論を深めるとともに、効果的に⼈材育成を進める観点から、求められるスキルの標準化、カリキュラムやプログラム等
についても検討を進めていくべきではないか。また、国内に基盤を残すべき技術・技能等の明確化をする必要があるのでは
ないか。あわせて、育成環境の整備についても検討すべきではないか。
○ ⼈材育成と両輪で、効率化・⾼付加価値化を進めるための技術活⽤や、また⼈材の獲得競争の中、優秀な⼈材を惹きつけ、
才能を活かして活躍し続けられる環境整備等も必要ではないか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
43
④創造活動を⽀える諸制度に関する課題
現状と課題
○ クリエイターは発注者・メディアとの関係において
劣位な⽴場に置かれることが多い。事前に業務内容
や報酬額、⽀払時期などが書⾯等で明⽰されないま
ま業務に従事せざるを得ないという課題が存在。
○ 公取委は昨年12⽉、映画・アニメの制作現場にお
けるクリエイターの取引環境に係る実態調査報告
書を公表した。
○ 海外プラットフォーマーとの間で⼗分な協議が⾏わ
れる必要があると認識。売上の⼀部が、国内に還流
しないことも課題。
独禁法・取適法・フリーランス法
上問題となり得る⾏為
違反となり得る
類型及び適⽤法令
•
不⼗分な取引条件の明⽰、明⽰の遅滞
著しく低い取引対価(制作委託費、報
酬⽔準)・⼀ ⽅的な取引対価の設定
期間延⻑等に伴う追加制作委託費(報
酬)の不払
•
•
•
•
•
取引条件の明⽰義務(取適法、フリーラン
ス法)
優越的地位の濫⽤を誘発する⾏為(独禁
法)
買いたたき(取適法・フリーランス法)、
協議に応じない⼀⽅的な代⾦決定(取適
法)
優越的地位の濫⽤(独禁法)
不当な給付内容の変更・やり直し等(取適
法、フリーランス法)
優越的地位の濫⽤(独禁法)
論点(案)
○ 映適(⽇本映画制作適正化機構)認定の拡⼤や、国の⽀援事業における映適認定等への加点または要件化等を進めることが必要では
ないか。
○ 取引環境において問題となり得る⾏為を防⽌するための実態調査報告書の周知や、当事者がとるべき⾏動に対する指針の策定が必要
ではないか。(映画・アニメの制作現場における実態調査結果を踏まえた指針の策定)
○ 急速に成⻑するアニメ産業の持続的な発展向けて、映画業界が作成した映適取引ガイドラインを参考にしつつアニメと映画の製作の
差異も踏まえながら、優れた就業環境の⾒える化を⽬的とした事業活動や作品を認定する制度の創設に向けた取組の推進(アニ適
(仮称))が必要ではないか。
○ 海外売上の⼀部が国内に還流せず、海外に流出している状況を改善するため、例えば①ライセンスビジネスから配給・卸売への業態
転換や、②プラットフォーマーとの契約の改善・透明化が必要ではないか。
○ 他産業に⽐べ流動的な働き⽅が特徴である制作現場において、特に育児をしている⼈の働きやすさの確保・向上のため、託児サービ
スの在り⽅や導⼊とその⽀援について検討が必要ではないか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
44
⑤海外展開に関する課題(コンテンツの海外における提供)
現状と課題
○ 諸外国が多額の政府資⾦を投資して質の⾼いコンテンツを市場に投⼊する国際競争環境の下、ハイリスクという事業特性のために過
⼩投資になりやすく⽇本の優位性が失われるリスクがある。
○ ⽇本発コンテンツを世界中に届ける国際流通機能を強化するとともに、世界的な⼤ヒットを⽬指す⼤規模コンテンツの制作の推進、
⽇本発コンテンツでまとまっての海外展開の⽀援、世界⽔準の製作⼒を得るためのロケ誘致や、開発プラットフォームの構築強化等
に取り組むことが必要である。
○ ⾳楽分野において、我が国にはレコード演奏・伝達権が導⼊されておらず、⽇本の⾳楽の海外展開や実演家等への対価還元
に課題がある。
論点(案)
○ 我が国企業が参画するコンテンツ・プラットフォームにおいて、外国ファンの認知の拡⼤や海外向けコンテンツの供給量
を⽀援し、⽇本発コンテンツの海外流通機能の強化が必要ではないか。
○ ⽇本発コンテンツの海外展開にあたっては、分野ごとの特性や需給を考慮しながら地域別の戦略を検討する必要があるの
ではないか。
○ 海外で戦える⼤規模で⾼品質なコンテンツの製作⽀援を事業構造改⾰と⼀体的に⾏い、IPや⼈材、デジタルに関する無形
資産投資を促すことが必要ではないか。
○ コンテンツ分野のスタートアップが活躍できるエコシステムを構築するための⽀援が必要ではないか。
○ AIやXR等の新技術を⽤いた制作ツールといった開発プラットフォームの構築の⽀援が必要ではないか。
○ 税制の活⽤を通じて世界⽔準のコンテンツを⽣み出すための研究開発や設備投資を促すことが必要ではないか。
○ 国が主導したり、複数社が連携したりして⾏う国際映画祭、アニメ・ゲーム展⽰会等でのプロモーションを推進すること
が必要ではないか。
○ IPの源泉となっているマンガの海外発信を推進するため、産官学が連携したコンソーシアムの創出等が必要ではないか。
○ コンテンツの⽂化としての価値を⾼めるメディア芸術ナショナルセンター(仮称)構想を推進すべきではないか。
○ レコード演奏・伝達権の導⼊について検討を進めることが必要ではないか。
○ ⼤型映画を撮影するハリウッド等の制作会社の、⽇本でのロケ撮影の誘致を⽀援し、ロケ⽀援や海外制作者との協業を通
じて⽇本の制作者の技術⼒を⾼めることが必要ではないか。
○ 海外で戦う⼤規模作品の製作費について⺠間での資⾦調達を促進するため政府として資⾦調達環境整備が必要であるとの
⾒解について、どう考えるか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
45
⑤海外展開に関する課題(海賊版対策)
現状と課題
○ ⺠間においては、マンガの海賊版サイトをめぐり、⼤⼿
出版社4社がクラウドフレア社に対して起こした訴訟は、
昨年11⽉、東京地裁が同社の著作権侵害の幇助を認め、
総額約5億円の賠償を命じた。
(出典)⼀般社団法⼈ABJ「出版物違法サイトの状況」https://www.abj.or.jp/data
○ 訴訟等を通じて、被害額1,249億円相当の外国の海賊版
サイト(映像、出版、ゲーム、⾳楽)を閉鎖に追い込ん
でいるが、近年被害額は拡⼤の⼀途を辿っている。
○ 2024年の全国の税関における知的財産侵害物品の輸⼊差
⽌件数は3万3千件を超え、過去最多を更新。
○ ⽇本向け出版物海賊版上位10サイトアクセス数合計は、
依然として⾼⽔準であり、予断を許さない状況にある。
論点(案)
○ 海外発の海賊版被害等に対応するため現地での啓発、国別対策の強化、公安当局を含む国際連携・執⾏等の強化
(国際著作権コンソーシアムの創設も含む)、権利者による権利⾏使の⽀援や、正規版流通促進(配信・流通プ
ラットフォームの拡⼤や翻訳⼈材の育成の⽀援を含む。)に官⺠⼀体となって取り組むことが必要ではないか。
○ 国外の海賊版サイト等による侵害実態の把握を踏まえて、効率的・効果的な対策とするために、AI等の技術を活⽤
し、どのような取組を進めるべきか。
○ 海外事業者が郵送等により国内に持ち込む模倣品が税関による取締りの対象となった2022年改正商標法・関税法等
を踏まえた関係府省等の連携による模倣品・海賊版に対する厳正な⽔際取締りの実施が必要ではないか。
(出典)第1回 コンテンツ産業官⺠協議会(令和8年1⽉26⽇ ) 資料2 「事務局資料」から抜粋
46
1.知財・無形資産への投資促進による価値創造
2.AI・デジタル時代の知的財産制度の構築
3.新たな国際標準戦略・ルール形成の促進
4.クールジャパン戦略の展開
5.コンテンツ戦略の推進
6.本⽇ご議論いただきたいこと
本⽇ご議論いただきたいこと
<知財・無形資産への投資促進について>
経営層への知財・無形資産経営の浸透のため、さらなる取組として、どのようなものがあるか。
侵害抑⽌に向けた環境整備の⼀つの⼿段としても、知財・無形資産経営の浸透が重要ではないか。
国等が⽀援する研究開発プロジェクト(国プロ)において、プロジェクトの初期段階からの知財マネジメントの強化が
重要ではないか。また、そのためにどのような取組を進めていくべきか。
<⽣成AIのプリンシプルコードについて>
パブリックコメントの結果を踏まえ、引き続き丁寧に調整を⾏いつつ、AIガバナンスの構築を進めていくことが必要では
ないか。
<国際標準戦略について>
経営戦略において、標準と知財、R&Dを⼀体的に推進するためにどのような取組から取り組むべきか。
成⻑戦略の戦略17分野において国際標準を適切にビルドインするためにはどのような取組が有効か。
<クールジャパン戦略について>
インバウンドから輸出拡⼤につなげるため、コンテンツ・⾷・インバウンドなどの異業種間の連携、海外への発信強化、
関係機関の連携強化に向け、どのような取組を進めていくべきか。また、グローバルサプライチェーンの強化に向け、ど
のような取組を進めていくべきか。
受⼊れ体制の質と量をともに⾼めていくため、⼆次交通や宿泊を含め、地⽅誘客に向けた課題解決のため、どのよ
うな取組を進めていくべきか。
<コンテンツ戦略について>
成⻑戦略におけるロードマップの策定と並⾏して、海外へのビジネス展開⼒の向上、デジタル・ビジネスに対応した構
造改⾰の推進、コンテンツ産業を⽀える⼈材強化、海賊版対策の強化、デジタルアーカイブの推進等の観点から、
どのような点を掘り下げて検討していくべきか。
<知財計画2026に向けて追加で議論・検討すべき項⽬について>
上記に加えて、知財計画2026の策定に向けて、議論すべき重要な項⽬・論点があればご意⾒をいただきたい。
48