無人航空機の社会実装に向け、通信環境、安全確保、人材育成、国際標準化など多岐にわたる課題と今後の検討方針を整理した。
タグ: 無人航空機, ドローン, 通信環境, 電波利用, 人材育成, 国際標準化
実現に向けた環境整備 その他の課題と検討の方向性 29 課題項目 検討の方向性 携帯電話網の圏外地域での対応 ・携帯電話網の圏外での電波上空利用の確保手段として衛星通信の上空での利用拡大等が考えられる。 ・ユーザーが少ない中で上空専用の基地局を設置することには、設備構築上の課題があること及び民間事業者の提供するサービスに関する経済合理性に留意が必要。 通信品質 ・安全な飛行のためには、通信品質の確保のみならず、冗長性の確保に努め、かつ、万一の通信途絶時の対応についても検討する必要がある。 ・求める飛行の安全を確保するために必要な通信品質とその通信品質を実現するために必要なコストのトレードオフの観点も重要。 監視、電子的視認性 ・無人航空機が航空機の位置情報を把握して回避する等の有人機、無人機間の飛行の安全を確保するための電波利用の在り方については、世界的な業界の動向を踏まえて、関係省庁と密接に連携しながら検討することが適当。 海外展開・海外製品利用の簡素化 ・免許を取得せずに無線局を開設することで他の無線局に干渉を与えるおそれがあることに留意が必要。 ・無操縦者航空機やドローンの製造時等の無線局開設をより容易にする手段を検討することが適当。 無線従事者資格・人材育成 ・無線従事者資格については、要望の具体化に努め、制度改正も含めて可能な対応を検討する必要がある。 ・新たな航空技術及び通信技術に関する研究開発等を、民間企業や研究開発機関、高等教育機関との産官学連携を密にして進めることで、航空分野における新たな飛行形態に対応して無線に携わる人材に求められるスキルを持った人材育成の推進が求められる。 研究開発 ・新たな航空技術及び通信技術の進展に対応し、提案された意見も踏まえて、民間企業や研究開発機関、高等教育機関との産官学連携を深め、必要な研究開発・人材育成を推進することが必要。 ・研究開発成果の実装及び展開にあたっては、地域実証等を通じて課題の把握・解消を行って制度検討等の取組を進めることも重要。 標準化 ・関係する国際機関の会合における国際標準化により積極的に寄与することで我が国の技術の普及を国際的に促進し、国際競争力の強化を図ることが必要。 国際動向 ・関係諸外国と緊密に連携を図りつつ、国際動向の詳細な分析を行い、国際的に協調のとれた制度を引き続き検討していくことが必要。