資源・エネルギー分野における海外依存やリスク等の課題を整理し、自給率向上やサプライチェーン強靭化等の政策方向性を提示。
タグ: エネルギー安全保障, 重要鉱物, サプライチェーン, 脱炭素, リスクマネー, 国際標準化
現状 環境変化 構造変化 日本のグローバル産業の勝ち筋 政策 ⑤ 資源・エネルギー型の戦略方向性(各業種/分野に通底する課題と必要な政策) (2/2) ● 成長に向けた課題/チョークポイント ● 高い海外依存度 ➢ エネルギー、重要鉱物ともに海外依存度が高いことから、国産エネルギー/代替資源の開発促進とともに安定した海外調達の確保が日本経済・産業にとって重要。 ➢ とりわけ近年は、地政学リスクの高まりを受け、希少性・偏在性が高い重要鉱物を中心に、戦略的活用の対象となり、供給途絶リスクが向上。 ● 事業判断を躊躇させるハイリスク性 ➢ エネルギー関連投資は長期・大型プロジェクトとなるものが多く、地政学のリスクをはじめとした需給両面における不確実性も相まって、ハイリスク。 ➢ こうしたハイリスクな投資判断を後押しするリスクマネー供給もデット/エクイティ両面において不足。 ● グリーン価値等に関する規制・規格の未整備 ➢ 特にクリーンエネルギーについては、グリーン価値等に関する国内の規制・規格やグローバルスタンダードの整備が進まず、関連投資や市場創出の足かせに。 ● 政策の方向性 (仮説) ● エネルギー自給率の向上 ➢ 再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することにより、エネルギー自給率を向上。 ● 海外権益の戦略的獲得・サプライチェーン強靭化 ➢ 海外権益獲得に向けたJOGMECによる出資等を実施。 ➢ 特に重要鉱物については、鉱山開発から製錬、加工に至るまでの一連のサプライチェーン強靭化に向けた有志国連携の強化とともに、国境調整型のプライスフロアを含めた貿易政策やメカニズムを検討。 ● リスクマネー供給の拡大 ➢ 企業の資金調達手段をエクイティ/デット両面から高度化・多角化していくとともに、貿易保険を通じ、事業の中止リスクを緩和。 ● 国際的なルールメイク・枠組み作り ➢ CO2削減量等の非価格価値の定義・標準の相互運用性、測定方法の透明化による信頼性を担保し、市場拡大のインフラを整備。 ➢ 特に先端的なエネルギー供給源については、市場が成立する前から、海外展開支援とターゲット国と一体となった標準戦略の構築を同時展開。相手国のデファクト/デジュールスタンダードを日本仕様とし、当該市場をロックイン。 47