グローバル市場で競争力を高めるため、顧客接点の強化、AIトランスフォーメーション(AX)の推進、勝てる領域への選択と集中、バーティカルAIのパッケージ輸出を戦略の柱とする。
タグ: グローバル競争力, AIトランスフォーメーション, 官民連携, 産業戦略, バーティカルAI, 付加価値創出
現状 環境変化 構造変化 日本のグローバル産業の勝ち筋 政策 ② 領域トップ型の戦略方向性(各業種/分野に通底する課題と必要な政策)(1/2) ● 勝ち筋:如何に国内外のマーケットを獲得するか/如何に(国内含む)グローバルバリューチェーンで付加価値を創出するか 前提:日本ではグローバルなシェアを有する企業が多数生まれてきた。こうした企業・産業がさらに競争力を拡大させていくための戦略を示す ● 基本戦略①:顧客・パートナー接点を強化し、ユニークネスに基づく差別化を図る ➢ 顧客やパートナーとの独自のネットワークを拡大し、囲い込み、そこから生じるユニークデータ=持続的な競争力の源泉を確立する ✓ 顧客・パートナー接点から得られるデータをAI解析し、製品・サービスの進化を高速化させるフィードバックループを形成することが重要 ✓ 製造業はサービス転換で顧客接点を拡大し、カスタマー・ジャーニーを実現 ➢ 標準・規制の主導とブランド形成で価格決定力を確立する ✓ 官民連携のもと、グローバル市場へ向けた仕様・安全基準・標準化提案を先行投入し、技術優位をルールと選定基準に内生化させる ✓ 安定供給力・サステナビリティ・ガバナンス等、ビジネス環境が激変する時代に即したKPIとナラティブの訴求により、プレミアム価格の獲得とブランド強化を図ることが有効 ● 基本戦略②:AIトランスフォーメーション(AX)を核とした、競争力のさらなる強化 ➢ 暗黙知をAI-Ready化することでユニークな競争力に磨きをかける ✓ 熟練技術/顧客業務への理解/組み込み等の暗黙知を言語化/構造化し、デジタル活用でプロダクト/サービスイノベーションへと繋げる ➢ 技術管理/データ秘匿化の徹底で持続的な競争力を確保する ✓ 日本が優位性を持つ技術を特定し、意図しない技術流出を防ぐため、官民連携した技術管理等を実施 ✓ 同様に、データの国外流出を防ぐため、国内におけるAIモデル・データ基盤の構築を官民連携で進める ● 基本戦略③:勝てる領域への選択と集中をスピード感を持って進める ➢ 高付加価値×差別化可能領域を特定する ✓ 顧客・パートナーとの会話(←エージェントAIの活用等)やオープンイノベーションを積極化することで、有望領域/市場の将来性を把握する ✓ スピード感のある経営判断で、既存事業からの転換や機能特化(→③レイヤーマスター型産業戦略)を進め、成長領域へ経営資源を集中する → 成熟領域では業界再編・新陳代謝・カーブアウトを、成長領域ではM&Aを含む機動的な積極投資を行う ➢ 競争領域と協調領域、コア・コンピタンスの明確化 ✓ 協調領域はデータ連係やコンソーシアム等で徹底的に効率化と合理化を、競争領域はテクノロジー活用/プロセス高度化で差別化を追求する ● オプション戦略:バーティカルAIの実装に係るプロダクト・サービスをパッケージで輸出する ✓ 今後、我が国では官民一体となってバーティカルAIの社会実装を他国に先駆けて進めていく(→④デジタル産業型産業戦略)。加えて、バーティカルAIのソリューションを海外展開するに当たっては、導入・運用に向けたノウハウのコンサルティングや、現地政府に向けた規制・規格等のノウハウ提供等をパッケージで輸出していく。 43