人口減少による人手不足に対し、労働参加率の向上や省力化投資、環境整備を通じて生産性を高める戦略を提示。
タグ: 人手不足, 労働参加率, 生産性向上, 省力化投資, 少子高齢化, 中堅・中小企業
人口減少に伴う構造的人手不足① ● 足下の男性・女性・高齢者別の労働参加率は、いずれも世界最高水準になっている。そうした中で、生産年齢人口の総人口に占める割合は、2030年以降低下傾向にあるが、健康生産年齢人口では2040年まで一定となる。 ● 供給制約となっている人手不足に関しては、短期的取組として高齢者・女性等の活躍、短中期取組として省力化・デジタル化を通じた生産性の向上、さらには少子化対策も急務。例えば、男女間の労働時間格差などを踏まえて、年収の壁の解消や柔軟な働き方の推進、家事支援サービスの利用による負担の軽減等の一人ひとりが意欲と能力を十分に発揮できる環境整備が必要。 ● 今後、人口減少・少子高齢化による人手不足で省力化投資が十分に進まず、供給制約が常態化してしまうリスクが存在するため、スピード感をもって、省力化を中心とした投資による生産性の向上・事業再構築・事業再編等に取り組むことができるよう、「中堅・中小企業の『稼ぐ力』強化戦略」の策定を進める。 男性・女性・高齢者の労働参加率 日本 米国 英国 フランス ドイツ 男性(15~64歳) 83.0 86.8 85.6 79.7 88.3 82.1 75.6 77.5 79.0 83.9 女性(15~64歳) 57.1 76.1 67.8 70.3 67.3 74.9 58.0 71.6 55.5 76.5 高齢者(65歳以上) 24.3 26.1 11.8 19.5 5.6 11.9 2.4 4.4 3.0 9.4 1990年 2024年 (出所) OECD.statより作成。 生産年齢人口・健康生産年齢人口が総人口に占める割合 75% 70% 65% 60% 55% 50% 1990 1993 1996 1999 2002 2005 2008 2011 2014 2017 2020 2023 2026 2029 2032 2035 2038 2041 2044 2047 2050 (年) 健康生産年齢人口 生産年齢人口 推計値 比較的フラットな期間 2025 2040 (注) 20歳以上健康寿命(73.4歳)以下の人口を健康生産年齢人口としている。健康寿命は、病気や怪我になる期間を除き、健康状態で生きられると予想される平均年数。2024年以降は推計値(いずれも出生・死亡中位の推計)。 (出所) WHO「World health statistics 2024」、United Nations「World Population Prospects 2024」より作成。 11