高付加価値化を目指し、次世代型投資の促進、デジタル化・サービス化による産業構造の転換、イノベーション創出エコシステムの形成という3つの柱で構造改革を推進する。
タグ: 成長投資, 構造改革, デジタル化, 高付加価値化, イノベーション, 官民連携
2. 政策の方向性① ~新たな付加価値を生む成長投資促進のための構造改革~ ● 戦略分野への官民投資と産業横断的な構造改革により高付加価値化を実現するために、以下(1)~(4)に取り組んでいく。 (1)高付加価値な成長投資の促進 ● 高付加価値化に資する次世代型投資を、企業が経営の中心に据えて、成長投資をやりきれる社会システム・政策体系を整備するために、以下の主要施策に取り組む。 ・ GX、DX、経済安保、健康、バイオものづくり、コンテンツなど戦略分野への官民連携での投資を継続・強化する。 ・ 国内に成長投資を惹き付けるための環境整備として、法人税インセンティブを含む政策対応により、研究開発・設備投資の後押しを成長投資型の構造となるよう、見直しを進める。 ・ リスクを取った経営判断をしやすい環境とするため、会社法改正に向け、株式を活用した人的投資・M&Aの促進、業務執行取締役・執行役の責任限定契約の締結、実質株主の情報開示、バーチャルオンリー株主総会の実現、株主提案権の要件見直し、株主総会の効率化・合理化等についての検討を進める。 ・ 成長投資を実行しようとする企業に対して適切なリスク性資金が供給される環境を整備するため、産業革新投資機構(以降、JIC)を含む官民ファンド等を活用したファンドエコシステムの強化や、社債市場の活性化、人的資本投資の開示の充実等に取り組む。 ・ 事業ポートフォリオの組替えを促進するため、組織再編に係る税制や競争政策の進化等を検討する。 (2)デジタル化・サービス化による産業構造の高付加価値化 ● 製造業X(エックス)化をはじめ、デジタル化・サービス化により、物量勝負だけでなく高付加価値化で世界と勝負できる事業環境を整備するために、以下の主要施策に取り組む。 ・ 産業全体のデジタル化を進め、国際競争力の強化につなげるため、AI・半導体産業基盤強化フレームの高度な執行等を通じ、半導体や計算資源等の基盤インフラの確保を進めるとともに、トッププレーヤー創出に向けたAI・データ産業政策を推進する。 ・ 産業利益の保護と両立するデータ流通・活用を促進するため、ウラノス・エコシステムを通じたユースケースの更なる拡大や、デジタルライフライン等の社会インフラの整備、AI/DX時代に即した産業財産権制度の検討を進める。 ・ DXを進めるに当たって不可欠なサイバーセキュリティを確保するため、国際連携を踏まえたセキュア・バイ・デザインの推進や、政府調達等への要件化による実効性確保も意識したサプライチェーン全体でのセキュリティ対策の強化、サイバーセキュリティ産業振興・研究開発の促進等に取り組む。 ・ 今後、成長が見込まれるコンテンツ産業の国際競争力を強化するため、エンタメ・クリエイティブ産業戦略に基づき、国内外の発信拠点・機会の整備や、人材・技術・産業基盤の強化、国間を含む国際的な協業・規制対応体制の構築、海外拠点による支援体制構築等に取り組む。 (3)持続的なイノベーション創出に向けたエコシステム形成 ● フロンティア技術等による差別化を支える研究開発を、再び世界最高水準としていける社会システムを整備するために、以下の主要施策に取り組む。 26