2020年度以降の端末普及を前提に、個別最適化・探究的な学びを実現するための時間・空間・教材の自由度向上に関する提言。
タグ: 教育イノベーション, EdTech, STEAM教育, 個別最適化, 学習指導要領, 教育データ
商務流通情報分科会 「産業構造審議会 商務流通情報分科会 教育イノベーション小委員会 中間とりまとめ」 産業構造審議会 商務流通情報分科会 教育イノベーション小委員会(令和4年9月) 中間とりまとめの概要 2020年度に一人一台端末が整ったことを前提に、「学びの自律化・個別最適化」「学びの探究化・STEAM化」を実現するための方策・課題について実証事業等を通じて得られた知見を提言としてとりまとめた。 「時間・空間」の組合せ自由度向上 ①小中学校:「クラス単位の授業時数管理」から「個別学習計画に基づく学び」へ 主体性・自律性を育み、誰一人取り残さない観点から、クラス単位で厳密に「授業時数管理」を行う考えを超えて、EdTech等も活用しながら「個別学習計画」を策定・更新し続けて学び、その成果を確認し、細やかに学習支援する考えを積極的に取り入れるべき。 ②高等学校:一人一台端末環境を前提とした新たな高校での学びの可能性/少子化を踏まえた小規模校でのオンライン積極活用 少子化の影響で今後増大する小規模校では、教員の数も少なく、多様な専門性を持つ教員配置は困難。充実した学びの機会を提供するため、「対面」原則の緩和(遠隔授業時の受信側の教員配置の見直し、オンデマンド教材等を活用した学びの際の教員配置の見直し等)が重要。 ③多様な学びの場の選択肢の拡大 特に不登校の児童・生徒が増加しているなか、子どもたちの学習権を保障するためには、対面・デジタルを自在に組み合わせながら、学びの「場の選択肢を拡充」することが重要。 ④好奇心・探究心に応える「サード・プレイス」の拡充 子どもが持つ多様な「個性」「才能」「創造性」を一層伸ばす場として、学校外の民間事業者・大学・NPO等が中心となって、オンラインも活用した学びのコミュニティ(サード・プレイス)を活用。 「教材」の組合せ自由度向上 ①多様なEdTech教材を活用した学習環境下における教育データの利活用の推進 「教育データ利活用ロードマップ」の具体化に向け、データ利活用のユースケースを創出。特に、各生徒が多様なEdTech教材を学校内外で用いる状況下で、学習情報をどの範囲まで標準化すべきか等、実情に応じた実証や検討を実施。 ②探究的な学びの支援:多様な教材の整備・普及と評価手法の開発 全国の学校が探究に取り組みやすいよう、企業や大学・研究機関とともに開発した「STEAMライブラリー」を含む多様な教材を活用し、学際的な探究の活動の普及に向けて、多様な実践事例を創出。 ③探究(横割り)と教科(縦割り)の学習指導要領コード等での紐付け 学習指導要領の全ての項目に付与された学習指導要領コードを、STEAMライブラリー上のコンテンツ等に付与。探究の内容が指導要領上どこに位置づけられるか明確にするほか、各単元に興味を持った生徒が関連するコンテンツを見つけることも容易になる環境を整備。 20