国内企業の約6割が特許権侵害の経験を持ち、企業規模や業界によって権利意識や侵害リスクへの対応に差があることが判明した。
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国内の特許権侵害に関する実態①(侵害された経験の有無) 自社の特許権を侵害された又は侵害された可能性があると感じた経験がある企業は、63.4%にわたる。 企業規模では、大企業・大企業以外で比較すると、大企業で「経験がある」と回答した割合が72.7%、大企業以外で「経験がある」と回答した割合が48.3%であった。 今もなお権利侵害に困っている企業の声も多く聴取されたが、業界によって特許権侵害の回避に対する意識に違いがあることが分かった。 アンケート結果 貴社の特許権が侵害されている(可能性がある場合も含む)と感じた経験はありますか。 企業全体 (n=462) ない 36.6% ある 63.4% 大企業 (n=286) ない 27.3% ある 72.7% 大企業以外 (n=176) ない 51.7% ある 48.3% ヒアリングで聴取された意見(例) 当社の主力製品一部の機構や部品(特許取得済)と同様のものが、他社で製造販売されている事案が何度かあった。当社の顧客が、当社純正品の代替品を内製・別の他社に製造依頼しているケースがあった。おそらく、顧客は当社の特許権を知っていたと思う。 特許については競合メーカーが当社の特許を知っている可能性が高いと感じることが多い。同じ課題に対して技術開発を進めており、その中で互いに近い特許技術を把握した上で、回避策を講じながら開発しているためである。 業界として周囲のメーカーの権利意識が低く、何度も真似されている。企業規模が小さい企業は、当社の特許を知らず侵害の意図はなかったと思われる。最近大企業にも侵害された。この企業は当社の権利を知らないはずがなく、業界特有の事情で侵害しても大丈夫だろうと考えていたように思う。業界の権利意識が低いのは非常に課題。 13