VUCA時代において、現状の延長線上の改善ではなく、ありたい姿から逆算するバックキャスティング手法により、飛躍的な成長に必要な無形資産を特定する重要性を解説している。
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バックキャスティングによって重要な無形資産やその獲得方法(打ち手)を特定することで現状に捕らわれない飛躍的な成長が可能となります バックキャスティングとは バックキャスティングとは、未来から逆算して施策を考えることを言います。 現状の製品・サービスを磨き上げたり、作業効率を高めたりすること(フォアキャスティング)は、日々の改善として重要ですが、市場がガラリと変わるような破壊的なイノベーションが起きた時、太刀打ちできなくなることがあります。変化の激しいVUCAの時代においては、業界・市場でどのようなポジションにいるべきか、そもそもどの業界・市場を取りに行くべきかなど、「数年先の経営方針」を描いたうえで、その姿を実現するために必要な無形資産やその獲得方法(打ち手)を逆算するバックキャスティングで考えることが重要です。 × 改善の積み重ねでは、急激な環境変化に対応できない 現状 + 改善の積み重ね = 延長線上の姿 ○ ありたい姿から逆算することで、本当に必要なことが明確に ありたい姿 - 現状 = 必要な無形資産 必要な打ち手 バックキャスティング : ありたい姿から逆算し何をすべきか考える ありたい姿 延長線上の姿 現状 フォアキャスティング : 現状の積み重ねの先にある延長線 ■コラム カメラ付き携帯電話の登場によってデジタルカメラ市場が破壊されたことを目の当たりにしたスティーブ・ジョブズは、自社の携帯型音楽プレーヤーiPodも、携帯電話に音楽再生機能が付けば駆逐されるだろうと危機意識を持ち、自らその携帯電話を作ってしまえばよい(携帯電話メーカーになる)と考え、通信技術などの無形資産獲得に注力しました。iPhoneはこのようなバックキャスティングで誕生しました。(出所:スティーブ・ジョブズII,講談社をもとに作成) 4 無形資産可視化ツールマニュアル(概要版)