AIの適正利用に向けた基本原則と、リスクベースのアプローチやステークホルダーの関与を含むガバナンス構築方針を提示。
タグ: AIガバナンス, プライバシー, 公正競争, AIリテラシー, イノベーション, リスクベースアプローチ
● プライバシー ◇ 取り扱うデータの重要性等に応じてプライバシーを尊重し、適切に保護すること。 ● 公正競争 ◇ 特定の者にAIに関する資源が集中した場合においても、その有利な立場を利用した不当なデータの収集を含む不公正な取引が行われないようにするなど、公正な競争の促進に貢献すること。 ● AIリテラシー ◇ AIがもたらすリスクの社会的受容可能な水準は変わり得ることを認識し、便益の最大化とリスクの抑制を図れるよう、知識・能力を身に付けるとともに、倫理観を保持すること。 ● イノベーション ◇ 環境負荷の低減を含む持続可能性を確保しつつ、イノベーションの促進に貢献するよう努めること。 ◇ 社会課題の解決に資するAIの技術開発に取り組むこと。 ◇ AIの活用を阻害する要因の改善を図ること。 (3) 適正性確保のための基本方針 (2)で示した考え方を踏まえ、適正性を確保するために取り組むべき基本方針を以下のとおり示す。 ① リスクベースでのアプローチ AIがもたらすリスクを特定・評価し、AIを利用する分野や目的を踏まえた影響度合いに応じて、適切な対策を講じる 8。 ② ステークホルダーの積極的な関与 AIがもたらす便益、リスク等により影響を受ける主体(以下「ステークホルダー」という。)9がAIガバナンスに積極的に関与し、他のステークホルダーと協働して課題解決に取り組む。 ③ 一気通貫でのAIガバナンスの構築 8 レッドチーム等の様々な手法を組み合わせて、多様な内部テスト手段や独立した外部テスト手段を採用することや、特定されたリスクや脆弱性に対処するための適切な措置を実施することが望ましい。 9 例えば、AIのイノベーションの基盤となるデータの保有者、AIの生成物を取り扱う者等、AIの活用によって影響を受ける、直接は関与していない関係者も含まれ得る。 4