量子センシング技術の2030年までの商用化・実装化を目指し、課題解決に向けた施策と目指すべき姿を提示している。
タグ: 量子技術, 量子センシング, 産業振興, 社会実装, 防衛・防災, 研究開発
量子 量子センシング 方向性 基礎研究や部素材の強みを活かし、従来技術では実現不可能な高感度計測等による疾病の早期診断や半導体検査工程の高度化※1や防衛・防災分野等で、官民での開発実証を含めて顕在化するニーズを積極的に開拓。技術の2030年までの国内外での商用化・実装化を進め、我が国量子産業の初期的市场開拓を牽引。 主な課題(ボトルネック) 市場形成の不確実性(特に基礎研究から実装への橋渡しが不十分) テストベッドやセキュアな研究環境の不足(ユースケースやビジネスモデルの検証が必要 安全保障用途の開発実証を行う環境が必要) 技術進展の不確実性(高性能化・小型化・低コスト化等) 人材不足(研究・エンジニアリング・ビジネス) 等 講じるべき施策 製造分野等での用途の拡大に向けた、ユースケースや技術のシステム化を含めた研究開発、実証支援 防衛・防災分野を中心に、2030年までの商用化に向けた公共調達による開発実証機会の提供を通じて社会実装を加速(スタートアップを含めた多様な主体の参画を得る) 我が国発の技術を中心とした国際標準の戦略的構築 量子技術向け材料や部素材の性能向上や実装に向けた研究開発支援 国研や大学等を中心としたテストベッドやセキュアな研究環境の拡充、研究プロジェクトや研究教育環境の充実を通じた研究・人材基盤の強化 目指すべき姿 医療、半導体、化学、宇宙、安全保障といった幅広い領域で我が国製品が世界の20%の市場を獲得 2030年までに防衛・防災分野で重要なPNT※2領域や医療領域での自国技術の確立 我が国が強みを有する量子技術向け材料の産業化を先導 ※1 例えば、細胞の温度変化等の検出による病気の早期発見や、材料中の歪みの計測による半導体検査工程の高度化が可能になる。 ※2 PNTとは、Positioning(測位)、Navigation(航法)、Timing(タイミング)の頭文字を取った略称で、位置や時刻等のデータやこれらを取得する機能等の総称。例えば、深海等のGPS・通信遮断下での物体や周辺環境の把握や、地殻のわずかな沈降・隆起検知による津波・地震・噴火の兆候検知ができるようになる。 78