航空機産業において、次期単通路機や次世代航空機の開発を通じたシステムインテグレーション能力の獲得と、官民連携による3.5兆円の投資で産業成長基盤を構築する戦略。
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2. 勝ち筋の特定と官民投資の具体像 【道筋】 航空・宇宙 民間航空機(次期単通路機・次世代航空機) (1)基本戦略 ① 勝ち筋 ・我が国が有する強み(環境新技術、製造技術と品質保証、高度生産と高品質保証を支えるDX技術、強靭なサプライチェーン)を起点として、次期単通路機では、これまで我が国が参画できていない仕様設計や認証等の工程に参画することで、システムインテグレーション能力の獲得を目指す。 ・環境新技術を搭載する次世代航空機(小型)の開発を主導することにより、システムインテグレーションのみならず、ビジネスインテグレーション能力の獲得を目指す。 ・以上を通じて完成機事業創出に必要な能力をステップバイステップで獲得し、自律的に付加価値を獲得できる産業構造へと変化を目指す。 ② 我が国として構築すべき機能 ・“ボリュームゾーン市場”、“CN等の新市場”の各航空機開発プロジェクトに上流工程から参画し、完成機事業創出に必要な能力を獲得する上で必要となる設備等の基盤構築。 ・我が国が有する強みを更に磨くため、開発製造を支える部素材等のサプライチェーンと設計/製造/認証プロセスのDX化、航空機開発に必要な試験・実証のためのインフラに加え、修理/整備等アフターマーケット市場獲得に向けた設備等を含めた、“航空機産業成長基盤”の構築。 (2)官民投資の具体像 ① 投資内容 ・“ボリュームゾーン市場”である次期単通路機市場において、2050年カーボンニュートラルが求められる中で、排出削減に資する機体、エンジンの開発に向け、上流工程から参画することでインテグレーション能力獲得を目指した技術実証への支援を実施。今後はそれに加え、機体、エンジン、装備品等の国際共同開発の中での更なる技術レベル向上を目指した技術実証や、国際共同開発/量産に向けた設備投資を新たに実施。 ・“CN等の新市場”において我が国の環境新技術(水素、電動化等)が次世代航空機に搭載されることを目指し、インテグレーション領域から要素レベルの研究開発を実施。今後はそれに加え、社会実装に向けた技術実証や国際共同開発に向けた設備投資を新たに実施。更に、環境新技術における国際標準化を目指した戦略的な取組も継続的に実施。 ・国内の航空機産業成長基盤(部素材等のサプライチェーン、DX・AI、試験・実証インフラ、アフターマーケット等)の構築/強化に向けた投資に加え、完成機事業創出を目指した飛行実証機の開発といった完成機を目指した実証プロジェクトのプラットフォーム立ち上げに向けた投資。 ・投資主体は、民間企業・大学・研究機関・国等 ② 投資額 2040年度まで3.5兆円と想定 ③ 定量的インパクト:投資による経済波及効果 2040年度まで16.1兆円と想定 96