スタートアップの研究開発を促進し社会実装を支援するSBIR制度の概要と、AI分野における活用や政府調達支援措置について解説している。
タグ: SBIR制度, スタートアップ支援, 研究開発, 社会実装, イノベーション, 政府調達, AI
コラム:SBIR制度(Small/Startup Business Innovation Research) スタートアップ等の支援を目的としたSBIR制度(Small/Startup Business Innovation Research)39がある。 本制度は、スタートアップ等による研究開発を促進し、その成果を円滑に社会実装し、それによって我が国のイノベーション創出を促進するための制度である。 SBIR制度のもとでは、「特定新技術補助金等」と「指定補助金等」という、2種類の補助金等が交付される。 1)特定新技術補助金等 特定新技術補助金等とは、各府省庁における研究開発の補助金や委託費のうち、研究開発型スタートアップ等を交付対象に含むものを指す。研究開発型スタートアップ等への支出の目標額を設定するとともに、支出の増大を図るための措置を規定している。 2)指定補助金等 指定補助金等とは、上述の特定新技術補助金等のうち、政策ニーズに基づき国が研究開発課題を設定して交付する補助金等のことで、令和3年度の制度改革により新たに創設された。 生成AIを含むAIの分野においては「スタートアップ」が最先端の知見・技術を有していることが多々ある。 このため、指定補助金等の運用を行う各府省庁は、解決したい政策課題や調達ニーズをトピックとして取りまとめる際に、AI関連テーマも積極的に検討することが望ましい。 なお、SBIR制度の特定新技術補助金等の交付先中小企業者等は、政府調達においても、入札参加資格等級、過去の納入実績の有無にかかわらず、基本的に全ての入札への参加が可能となる支援措置も講じられている。 39 SBIR制度(Small/Startup Business Innovation Research) https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/sbirseido/sbirseido.html 41