日本企業は他国と比較して職務スキルに応じた賃金差が小さく、高度人材が報われにくい構造にあることを示している。
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スキル差と対比した賃金差 ○ 同じ国の中でも、他の先進国においては職務に求められるスキルに応じた賃金差がある。例えば、IT、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント、技術研究といった高いスキルが要求される職種は高い賃金を獲得できている。 ○ これに対し、日本企業は、獲得したスキルに応じた賃金差が小さく、スキルの高い人材が報われにくい制度となっている。 全職種合計を100とした場合の職種別の賃金差 全職種合計 経営 / 企画 総務 財務経理 人事 IT クリエイティブデザイン データアナリティクス 技術研究 プロジェクトマネジメント 営業 / マーケティング 生産 日本企業 100 100 98 96 99 101 96 101 102 99 100 100 外資系企業(日本) 100 107 92 100 100 105 93 112 101 113 106 88 シンガポール 100 106 98 99 97 104 95 108 103 108 105 103 ドイツ 100 100 93 97 95 99 81 96 102 103 106 98 米国 100 103 87 90 93 108 88 109 105 111 101 88 韓国 100 104 99 98 99 101 97 117 100 105 103 95 フランス 100 113 94 97 98 103 94 100 96 107 103 88 カナダ 100 100 86 94 94 102 89 100 108 106 101 91 イタリア 100 95 95 96 96 98 93 91 95 104 106 89 英国 100 107 93 99 96 103 88 105 99 98 105 85 中国(北京) 100 115 87 91 98 107 106 123 96 124 104 73 (注) 2023年1月時点の世界の職種別総現金報酬水準(専門職シニア7-10年目)について、それぞれの国において、全職種合計を100とし、各国ごとに全職種合計と各職種の賃金の比率を示したもの。 (出所) マーサー社資料を基に作成。 5