定年引上げが人件費率および営業利益率に与える影響を、傾向スコアを用いたロジスティック回帰分析により検証した結果を示す。
タグ: 定年延長, 人件費, 営業利益, 傾向スコア, 労働政策
傾向スコアp̂(Xi)は、処置変数Tに対する共変量Xによるロジスティック回帰により推定され、以下のように表される。âは、ロジスティック回帰の最尤推定量である。p̂(Xi) = 1 / (1 + exp{-â'Xi}) (2) 目的変数 変数名 定義 人件費率 (人件費÷営業収益) の5年前からの変化幅 営業利益率 (営業利益÷営業収益) の5年前からの変化幅 (3) 共変量 変数名 定義 人手不足感 5年前と比較して人手不足感が増していると回答した場合に1をとるダミー変数 企業規模 企業を従業員規模1~29人、30~99人、100~299人、300人以上の4区分に割り当てる質的変数 業種 製造業は0、非製造業は1をとるダミー 資本金 対象企業の資本金額 (対数値) 投資 (有形固定資産+ソフトウェアストック) の5年前からの変化率 一人当たり人件費 従業員一人当たりの人件費 (対数値) 事業所数 対象企業が持つ事業所数 (4) 推計結果 1. 人件費率 説明変数 推定量 標準誤差 p値 定年引上げ 0.785 0.367 0.033 2. 営業利益率 説明変数 推定量 標準誤差 p値 定年引上げ -0.204 0.514 0.692 384