家計調査の支出弾力性に基づき、消費支出を基礎的支出と選択的支出に分類し、実質化する手法を解説している。
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4. 支出内容別の推計 追加的な分析として、消費支出を選択的支出(贅沢品なもの)と基礎的支出(必需品なもの)で分類し、それぞれの支出分類における資産効果を同様に推計した。(1)支出分類 家計調査では、各支出項目の支出弾力性(消費支出総額が1%変化した場合に、各支出項目が何%変化するかを示す指標)が1.00未満であれば基礎的支出、1.00以上である場合には選択的支出という区分がされている。本分析ではこれに従い、以下表のとおり家計調査における各支出項目を分類した1。なお、各支出項目については、対応する消費者物価指数により実質化した上で、その合計値を基礎的支出及び選択的支出の実質値としている。 基礎的支出 選択的支出 うち財項目 うちサービス項目 うち財項目 うちサービス項目 食料(外食除く) 家賃地代 家事用耐久財 外食 設備材料 工事その他のサービス 一般家具 被服関連サービス 光熱・水道 家事サービス 寝具類 交通 冷暖房用具 保健医療サービス 和服 通信 室内装備・装飾品 自動車等維持 洋服 授業料等 家事雑貨 他の諸雑費 シャツ・セーター類 補習教育 家事用消耗品 婦人用下着類 教養娯楽サービス 男子用下着類 子供用下着類 理美容サービス 医薬品 他の被服 健康保持用摂取品2 履物類 保健医療用品・器具 自動車等購入 書籍・他の印刷物 自転車購入 たばこ 教科書・学習参考教材 教養娯楽用耐久財 教養娯楽用品 理美容用品 身の回り用品 1 分類に際しては、山内(2023)等を参考にした。 2 「健康保持用摂取品」の実質化に当たっては、対応する消費者物価指数のデータが2005年以降しか存在しないため、それ以前については、2005年の値を横置きした。 345