2008年の世界金融危機以降、多くの地域で鉱工業生産は回復・横ばい傾向にあり、地域間の生産格差を示す変動係数も縮小している。
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第1章 景気回復の現状と課題 ●生産は電子部品・デバイスが好調な中部や九州などで大きく増加 生産については、2008年の世界金融危機後に大きく落ち込んだが、今回の景気回復局面で は多くの地域で増加ないし横ばいの動きとなっている(第1-1-12図(1))。特に、海外経 済が緩やかに回復するなかで、自動車や電子部品・デバイスの需要の増加に伴い、これらの生 産の占める割合が比較的高い中部、中国、九州などの地域では生産の伸びがみられる。 変動係数でみても、2002年から2008年の景気拡張期間と比べ今回の景気回復局面のばらつ きが小さくなっている(第1-1-12図(2))。 第1-1-12図 地域別鉱工業指数の動向 鉱工業生産は多くの地域で改善ないし横ばいとなり、ばらつきも減少 (1) 地域別鉱工業指数(原指数)の推移 (2003=100) 135 125 115 105 95 85 75 2003 05 07 09 11 13 15 17 (年度) 北海道 関東 近畿 東北 中部 (2003=100) 135 125 115 105 95 85 75 2003 05 07 09 11 13 15 17 (年度) 中国 九州 四国 沖縄 (2) 地域別鉱工業指数の変動係数 (変動係数) 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 (経過年) 2003〜2008 2012〜2017 (備考) 1. 各経済産業局「鉱工業指数」により作成。 2. それぞれ原指数による暦年値。 3. 変動係数(t期)=地域間の標準偏差(t期)/地域間の平均値(t期)×100 24