IEAレポートは、CN目標達成のため天然ガスの上流投資が必要と指摘。G7会合でもLNGの必要性が示された。
タグ: エネルギーセキュリティ, 天然ガス, LNG, IEA, G7, 投資, 政策
エネルギーセキュリティを巡る課題と対応 G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合での天然ガス・LNGに関する議論 ◆ 2023年4月に国際エネルギー機関(IEA)から発表されたレポートによると、各国のCN目標等を織り込んだ野心的なシナリオ(APS)においても、既存ガス田の減衰等を要因に、追加の天然ガスの上流投資が必要であることが明示された。 ◆ また、同月の「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合」の閣僚声明でも、天然ガス・LNGの必要性が示された。具体的には、 ・ 世界的な資源確保競争が激化したことによるエネルギー危機が環境・経済・社会的に悪影響を及ぼしている等、さらにガス需要の増加が見込まれるアジアを中心とするグローバルサウスにも配慮した合意文となった。 ・ その上で、「ガス部門への投資」が「危機により引き起こされる将来的なガス市場の不足に対応するため適切でありうる」とされた。 ・ さらに、ガス生産国と消費国の間の対話を通じて、より長期的な展望を考慮しながら、ガスセキュリティにおけるIEAの機能と役割が、さらに強化されることを期待する、とされた。 STEPSとAPS※における2030年にかけて必要なガスの追加供給量 日本としての今後の取組 (10億㎥) 4 500 STEPS APS lea IEA加盟国 4 000 追加の 上流投資が 必要 3 500 3 000 追加の 上流投資が 必要 2 500 2015 2020 2025 2030 2015 2020 2025 2030 出典:IEA「Outlooks for gas markets and investment」 供給増加分 在来型プロジェクト 天然ガス・ LNG産出国 日本が主催するLNG産消会議での 産出国間の対話を通じて、天然ガス・ LNGに関するセキュリティ強化に向け た必要な政策や各国の連携を議論 ⇒IEAの機能強化にもつながっていく 天然ガス・ LNG消費国 ・ 需要 ・ 既存ガス田からの減少 ・ 随伴ガス ・ 非在来型プロジェクト (シェール等) 承認済 承認前 ※STEPSは各国が表明済の具体的政策を反映した公表政策シナリオ、APSは有志国が宣言した野心を反映した表明公約シナリオ(いずれもIEAが想定した将来シナリオ) 7