脱炭素技術の進展に不確実性があることを前提に、エネルギー安定供給を確保しつつ、多様なシナリオに備えるための政策的考え方を示している。
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技術進展シナリオの考え方 ● 2050年カーボンニュートラル実現に向けては更なるイノベーションが不可欠であるところ、2040年度時点において再エネ、水素等、CCSなどの脱炭素技術の開発が期待されたほど進展せず、コスト低減等が十分に進行しないような事態も想定していく必要がある。 ● こうした場合にも、経済成長を実現しながら、国民生活をエネルギー制約から守り抜くため、諸外国の対応も踏まえつつ、LNGの長期契約の確保を含め、エネルギー安定供給の確保に万全を期すことが重要である。 ● このような観点に立ち、S+3Eのバランスの下、国際的なエネルギー価格差をできる限り抑制するべく、脱炭素化に伴う社会的コストに一定の上限を設けているケースとして、技術進展シナリオを設定している。 ● 他方で、再エネ、水素等、CCSなどの脱炭素技術の開発が期待されたほど進展せず、コスト低減等が十分進まない場合であっても、次世代型地熱発電、フュージョンエネルギー(核融合)等の次世代革新炉、炭素吸収除去手段など更なる次世代技術開発が想定を超える水準で進むなどの場合には、2040年度NDCを実現することも可能となる。 ● エネルギーは国民生活や経済活動の基礎とならなくてはならないものであり、こうした不確実性にも備えながら、エネルギー政策手段を準備しておくことが重要となる。 5