2050年カーボンニュートラル実現に向けた、2040年度のエネルギー需給に関する不確実性を考慮した5つの分析シナリオの提示。
タグ: カーボンニュートラル, エネルギー政策, 脱炭素, エネルギー安定供給, 革新技術, 経済合理性
複数シナリオの考え方 2050年カーボンニュートラル実現を目指す上では、ペロブスカイト太陽電池、浮体式洋上風力、水素・アンモニア、CCUSなど、現時点では社会実装が進んでいない革新技術の普及拡大が不可欠である。 2040年度のエネルギー需給の姿は、2050年カーボンニュートラルの途上にあり、革新技術の動向によって大きく左右される。それぞれの革新技術がいつ、どの程度普及するかは、技術としての成熟性、供給可能性、コスト低減などの要因によって大きく異なるが、現時点で2040年度における技術動向を確度高く見通すことは極めて困難である。 このような不確実な状況においても、国民負担を最大限抑制し、エネルギー安定供給と脱炭素の両立を経済合理的に進めていくためには、技術中立的なアプローチを通じて、利用可能な方策を幅広く活用していくことが重要となる。 こうした観点から、下記の複数シナリオを設定し、2040年度のエネルギー需給に関する分析を実施した。 ① 革新再エネ技術が普及拡大するシナリオ ② 水素・アンモニア・合成燃料・合成メタン等が普及拡大するシナリオ ③ CCSの活用が拡大するシナリオ ④ 革新技術(上記①〜③)の普及・活用が幅広く拡大するシナリオ ⑤ 革新技術のコスト低減が十分に進まず、既存技術を中心にその導入が進展するシナリオ 4