日本企業は低コスト化・数量確保を続けてきたが、中小企業は低迷。今後は単価引上げによる生産性向上も必要。
タグ: 生産性向上, 付加価値, コスト削減, 価格転嫁, 中小企業, 大企業, 労働生産性
【テーマ⑥-3】生産性の分子・付加価値の向上に向けて 付加価値(売上高(単価Px数量q)-費用)=生産性 労働投入 ① 生産性向上に向けて、日本企業は低コスト化・数量確保の取組を続けてきた。この結果、売上高 や利益率は大企業が増加する一方、中小企業は発注側の売上原価低減の動きの中で低迷。 ② 今後は低コスト化・数量増加以上に、単価の引上げによる生産性の向上も追求する必要がある。 図1 費用(売上原価、人件費)の推移 図2 売上高・売上高営業利益率の推移 売上原価・売上原価率(左図:大企業、右図:中小企業) (兆円) 700 650 600 550 500 450 400 350 1990 2000 2010 2020 (年度) 売上原価 売上原価率 (線) -90% -85% -80% -75% -70% -65% -60% -55% 50% (兆円) 700 650 600 550 500 450 400 350 1990 2000 2010 2020 (年度) (兆円) 1000 900 800 700 600 500 400 1990 2000 2010 2020 (年度) 売上高 売上高営業利益率 (線) -8.0% -7.0% -6.0% -5.0% -4.0% -3.0% -2.0% -1.0% -0.0% (年度) 人件費・労働分配率(左図:大企業、右図:中小企業) (兆円) 90 80 70 60 50 40 1990 2000 2010 2020 (年度) 人件費 労働分配率 (線) -100% -90% -80% -70% -60% -50% -40% -30% -20% -10% -0% (年度) (兆円) 150 140 130 120 110 100 1990 2000 2010 2020 (年度) -8.0% -7.0% -6.0% -5.0% -4.0% -3.0% -2.0% -1.0% -0.0% (年度) 資料: 財務省「法人企業統計調査年報」 (注) 1. 大企業は資本金10億円以上、中小企業は資本金1億円未満の企業について集計したもの。 2. 保険業は含まれていない。 3. 各項目・指標の算出は以下のとおり。 売上原価率 = 人件費÷付加価値額 人件費・労働分配率 = 人件費÷付加価値額 付加価値額 = 人件費+支払利息等+不動産賃借料+租税公課+営業純益 人件費=役員給与+役員賞与+従業員給与+従業員賞与+福利厚生費 ※2006年度調査以前は「従業員賞与」が「従業員賞与」に含まれている。 14