労働力不足に対応するため、地域インフラの広域的・包括的な管理体制の構築や、官民連携による業務効率化を推進する施策を解説する。
タグ: 国土交通省, インフラ維持管理, 官民連携, 包括的民間委託, ウォーターPPP, 地域インフラ群再生戦略マネジメント
第2章 国土交通分野における取組と今後の展望 第1節 国土交通分野における施策の新展開の萌芽 3 供給方法の見直し・需要者側の協力① ■ 労働需給の逼迫が深刻化していく中、サービスの廃止・撤退といった最悪の事態を回避するために、担い手の確保、省人化・省力化の利活用など、需要者側に負担をかけずに供給力を維持する努力が続けられている。 ■ 地域の実情に合わせて、サービスの供給方法を見直したり、サービス内容を合理化するなど、サービスの需要者・消費者(エンドユーザー)側の理解・協力の下、様々な工夫・やり繰りで総合的に取り組む事例が見られる。 【限られた自治体人材が広域・多分野をまとめて対応】 地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ) ● 広域・複数・多分野のインフラを「群」として捉え、効率的・効果的にマネジメントしていく「地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ)」を推進。 ● 群マネでは「自治体の束」や「事業者の束」、「技術者の束」が重要であり、施設管理者が一定規模のインフラ施設を一体的・効率的にマネジメントすることが可能になり、民間(地域建設業)の経営安定化や体制確保(人員、資機材等)につながる。 地域インフラ群再生戦略マネジメント(広域・多分野の考え方) <ケース1:広域連携> 一つの市区町村がリードし、複数市区町村で連携(A市、B町、C村) 都道府県がリードし、管内の市区町村と連携(A県、B市、C町、D村etc...) <ケース2:多分野連携> 多分野のメンテナンスをまとめて実施(A市、道路、河川、上下水道、公園 etc...) 資料)国土交通省 【官民の役割分担を見直し、民の活動領域を拡大】 ● 財政負担平準化や不足する地方公共団体職員の補完を目的として、各地域の実情に合わせ、官民連携事業を検討・実施。 包括的民間委託 ● 公共施設の管理・運営を受託した民間事業者が創意工夫やノウハウの活用により効率的・効果的に実施できるよう、複数の業務や施設を包括的に委託。 ● 多摩市では、橋梁の維持管理において、複数年の包括的民間委託を活用し、長寿命化計画の改定等、一部行政業務を民間に委託。 包括的民間委託の例(多摩市、橋梁等総合維持管理包括委託、建設コンサルタント、建設会社、定期点検・計画策定・補修設計、工事・施工) ウォーターPPP ● 水インフラの管理や更新を広域的・分野横断的な受け皿に一括して任せる広域的・分野横断型ウォーターPPPの形成を促進。 広域型・分野横断型ウォーターPPP(A自治体の水インフラ、B自治体の水インフラ、受け皿となる同一の民間事業者等に委託、広域的・分野横断的なウォーターPPPの受け皿、管理や更新を長期実施) 資料)国土交通省 9
このスライドにはファクトがありません