PISA2018の読解力定義、コンピュータ使用型調査の特徴、およびその調査設計について説明。
タグ: PISA2018, 読解力, コンピュータ使用型調査, 調査設計, デジタルテキスト
PISA2018における読解力 読解力の定義 自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと。 ①情報を探し出す -テキスト中の情報にアクセスし、取り出す -関連するテキストを探索し、選び出す ②理解する -字句の意味を理解する -統合し、推論を創出する ③評価し、熟考する -質と信ぴょう性を評価する -内容と形式について熟考する -矛盾を見つけて対処する コンピュータ使用型調査(2015年調査より) 操作例 ○長文の課題文をスクロールして読む ○キーボードで解答入力(ローマ字入力) ○複数の画面で課題文を提示(Webリンクのクリックやタブの切替えで他画面に移動) ○マウスによる解答選択、ドラッグ&ドロップ操作で画面上の選択肢を動かして解答 調査設計 ○大問ごとに解答を完結する設計のため、解答が終わって次の間に進むと前の大問に戻れない。 読解力分野のコンピュータ使用型調査の特徴 ○オンライン上の多様な形式を用いた課題文(投稿文、電子メール、フォーラムへの参加回答など)を活用 (従来の小説、演劇の脚本、伝記、学術論文等に加えて)。 ○2018年調査は、全小問245題のうち約7割の173題がコンピュータ使用型調査用に開発された新規問題。日 本の生徒にとって、あまり馴染みのない多様な形式のデジタルテキスト(Webサイト、投稿文、電子メールなど) や文化的な背景、概念・語彙などが使用された問題の数が増加したと考えられる。 国立教育政策研究所「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2018)のポイント」より作成 7