AI時代におけるDX実現のため、需要と供給の好循環を生み出すデジタル・エコシステム構築に向けた政策方針を検討。
タグ: 半導体, デジタル産業, AI, DX, サイバーセキュリティ, 成長戦略, デジタル・エコシステム
半導体・デジタル産業を取り巻く情勢 半導体・デジタル産業政策の今後の方向性 1. AIの加速度的な発展を踏まえた「強い経済」の実現 ● AIが加速度的に発展する中、データの価値や利活用ニーズが高まり、産業競争力がデータにより規定される時代が到来。 AIの社会実装とデータの高速・大規模な利活用を起点に、DXを加速する必要性が一層増大。 ● 足下、高市内閣は、社会課題解決に対し先手を打って供給力を強化する戦略投資により、「強い経済」を実現する成長戦略を打ち出し、「AI・半導体」、「デジタル・サイバーセキュリティ」を17の戦略分野として位置付け。また、諸外国もAI・半導体やロボティクス、サイバーセキュリティ等を戦略領域ととらえ、産業政策を一層強化しつつあり競争が激化。 ● こうした情勢を踏まえ、半導体・デジタル産業戦略においても、DXという社会課題解決を通じて、どのように需要と供給の好循環を生み出して「強い経済」を実現していくか、議論することとしたい。 2. 需要と供給が好循環するデジタル・エコシステムの実現に向けた政策の方針 ● AI時代のDX実現には、優れたAI・デジタルサービスの創出と社会実装の拡大が必要。これを起点に、計算基盤ひいては先端半導体等の国内需要を創出し、大規模な民間投資による最先端のデジタル産業基盤を構築。当該基盤に基づいてAI開発・利活用が更に促進され、自律的な需要と供給の好循環を創出していく。同時に、AIとデジタル産業基盤を融合した、AIロボティクスを通じてDXをサイバー空間に閉じずにフィジカル空間へと拡大。 ● AI・デジタルサービスの実装拡大には、実装→データフィードバック⇒更新という一連のデータ利活用サイクルの高速化が不可欠。インターネット上の学習データが枯渇しつつある中、企業や公共領域等で管理されるデータが産業戦略上の焦点。データをAI-Ready化し業界横断連携を進め、AI活用を始めデータの利活用サイクルに不可欠なデータセット整備を推進。 ● デジタル人材とサイバーセキュリティについても、AI・デジタルサービス実装に伴い需要が拡大。AI時代の市場ニーズに即したデジタル人材の育成と、新たな脅威に対応したセキュリティ産業基盤の強化を通じ、供給力を強化。 ● こうした需要と供給が循環する自律的なデジタル・エコシステムを実現していくため、半導体・デジタル産業戦略を、デジタ ル・エコシステムにおける日本の“勝ち筋”を描く戦略と位置付け、勝ち筋が目指した成果に結実する政策を検討。 22