ものづくり企業における採用方針、人材定着のための取組、および技能継承に向けた施策の現状を分析し、企業規模別の傾向と重要課題を整理している。
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第2章 ものづくり企業における人材確保及び定着並びに技能継承 新卒採用の実施状況をみると、従業員数が少ない企業ほど、ほぼ計画どおり採用できたとする割合が低く、従業員が多い企業ほど新卒採用を中心に、従業員が少ない企業ほど中途採用を中心に、ものづくり人材を採用している。 人材の定着に向けた取組については、従業員規模にかかわらず、賃金水準の向上に取り組む割合が最も高く、71.5%となっている。 技能継承の推進のための取組として、従業員規模にかかわらず、再雇用や勤務延長などにより高年齢の従業員に継続勤務をしてもらう割合が最も高く、54.8%となっている。 <ものづくり人材の採用方針> 規模計(n=4,342) 15.4 56.1 28.2 従業員49人以下(n=1,809) 8.6 66.2 24.7 従業員50人〜99人(n=1,382) 13.7 57.3 28.7 従業員100人〜299人(n=904) 23.7 43.4 32.6 従業員300人以上(n=247) 43.3 22.3 34.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 新卒採用が中心 中途採用が中心 どちらともいえない 無回答 <技能継承を進めるために取り組んでいること> 再雇用や勤務延長などにより高年齢の従業員に継続勤務をしてもらう 技能継承の対象となる者を選抜して訓練する 技能継承専任の指導者を選抜する 技能継承すべき高度な技能をもつ熟練技能者に対して特別な資格や肩書きを与える 継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・デジタル化)を図る <ものづくり人材の定着に向けた取組> 賃金水準の向上 労働時間の短縮、休日の増加 空調・照明・騒音対策等作業環境の改善 福利厚生の拡充 能力を処遇に反映 備考:複数回答における従業員全体の上位5つの回答。「特に取組は行っていない」は省略。 資料:JILPT「ものづくり産業における人材確保・定着と技能継承に関する調査」(2026年5月) 8