DX時代を先導する人材育成と、ものづくり人材育成、地域連携の取組事例を紹介。
タグ: DX, 人材育成, リスキリング, ものづくり, 地域連携, 教育改革
第4章 教育・研究開発 教育・研究開発の取組事例 ①DX等成長分野を中心とした人材育成の推進 コラム DX時代を先導するハイブリッド人材のための“リスキル×アドオン”プログラム…東京理科大学 東京理科大学は、日本的な強みを活かしつつ、DXを中心としたデジタル戦略全般(DXを活用した新規事業創出、データ戦略、データサイエンス、AI、プログラミング言語 等)の知識を学び、リスキリングを促すことにより、企業内でDXを先導する ためのキーパーソンとなるデジタル人材の育成を目指した教育プログラムを開発・実施している。 また、今までのキャリアをリセットしスキル転換を図るという文脈でリスキリング だけでなく、既に自身が持っている能力をベース に新たな価値を掛け算し「アドオン」をプログラムの柱としている。つまり、各個人が持っていた「これまでの就業で獲得 している知識・スキル」に、「DX時代に対応するデジタル知識・スキル」を掛け合わせることのできる“ハイブリッド型の人材”の育 成を目指す学びが展開されている。 写真: プログラム受講風景 ②ものづくり人材を育む教育・文化芸術基盤の充実 1. 各学校段階における特色ある取組 コラム 生活や社会の問題解決に挑戦する ものづくり の授業 -岩手大学教育学部附属中学校- 岩手大学教育学部附属中学校の3年生は、技術・家庭科(技術分 野)の授業で、医療・介護の問題に関する自動化システムのモデル開発に 取り組んでいる。 モデル開発に当たり、まず、医療・介護機器について、メーカーの開発者から 話を聞いたり、実際に操作したりして、技術に関わる問題を見いだし、現状を さらに良くするために解決すべき課題を設定した。各グループにおいて、条件を 考慮しながら、設定した課題を解決するシステムの設計と製作、さらに製作 過程や結果の相互評価も行い、システムの改善・修正に生かしていた。 授業を通して、生徒たちには、技術を活用することが、生活や社会の問題 解決につながり、そのようなことに今後も関わっていきたいという態度が育ってい た。 コラム 地域に学び、地域に還元する「つながり」の構築と実践 -福井県立科学技術高等学校- 福井県立科学技術高等学校は令和2年度から4年度ま での3年間、「地域との協働による高等学校教育改革推進 事業(プロフェッショナル型)」に取り組み、①工業の高い知 識と技術力を身に付けた人材②地域の一員として積極的に関 わる人材③福井の工業に新しい価値を生み出す人材とな ることを目指して、育成プログラムの開発、実施、改善を重 ねてきた。地域や企業と協働して商品開発や課題を解決する 取組を「KAGI-Lab」と称し、企業と協働した「小学生通学カ バン」の開発、学科間連携した「インターハイカウントダウンボー ドの製作」など、数多くの取組を行ってきた。 写真: 小学生通学 カバンの広告 写真: 優秀した奈良高専に よるロボットパフォーマンス 写真: 来賓と、優勝した奈良高専、 ロボコン大賞を受賞した 徳山高専との記念撮影 41