文化財の担い手減少を踏まえ、保護法改正や体験活動支援等により新たな価値と継承を図る。
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第3章 第2節 ものづくり人材を育む教育・文化芸術基盤の充実 4. 文化芸術資源から生み出される新たな価値と継承 過疎化や少子高齢化などを背景に文化財の担い手が減少し、その確実な継承が危機に瀕している ことを踏まえ、文化財保護法を改正。文化財の保存・活用に係る地域人材の参画促進や伝統工 芸の体験活動などにより、文化芸術資源から生み出される新たな価値と継承を図る。 【重要無形文化財の伝承者養成】 工芸・芸能分野の優れた「わざ」を重要無形文化財に指定し、「わざ」の高度な体得者・団体を認定し、 記録の作成や研修会などの補助を実施し、「わざ」を後世に伝える取組を実施。 【選定保存技術の保護】 保存の措置を講ずる必要のある技術を選定保存技術として選定し、技術を持つ個人・ 団体を認定。加えて、伝承者養成事業などの補助も実施。 【地域における伝統工芸の体験活動】 次代を担う子供たちが、伝統文化などを計画的・継続的に体験・修得する機会を提供する 取組に対して支援。 【文化遺産の保護/継承】 我が国の伝統的な木造建築物の保存のために欠くことができない木工、屋根葺、左官、畳製作などの選 定保存技術で構成される「伝統建築工匠の技:木造建築物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無 形文化遺産に登録された。 写真:手すき和紙体験の様子 【文化財を活かした社会的・経済的価値の創出】 文化財の高精細なレプリカやバーチャルリアリティなどを活用し、展示が困難な場合や、 かつての文化財の姿を想像しにくい場合などに活用することで、文化財の理解を深め、 脆弱な文化財の活用を補完。 写真:失われた文化財の仮想復元 「デジタルコンテンツを用いた遺跡の活用―2015年度遺 跡整備・活用研究集会報告書―」(奈良文化財研究所) 49