ダイナミック・ケイパビリティは、環境変化に対応し競争優位を築くための能力であり、デジタル化による強化が有効である。
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第1章 第2節 ニューノーマルでの生き残りに向けて 3. デジタル ― DXの取組深化― ●「不確実性」の高い世界では、環境変化に対応するために、組織内外の経営資源を再構成・再 結合する経営者や組織の能力(ダイナミック・ケイパビリティ(※))が競争力の源泉となる。 ●ダイナミック・ケイパビリティの要素は「感知」「捕捉」「変容」の三能力であり、これらの能力を高めるた めには、デジタル化が有効であると、2020年版ものづくり白書で論じた。 デジタル化によるダイナミック・ケイパビリティの強化 ダイナミック・ケイパビリティに必要な3つの能力 ①脅威・機会の感知 (Sensing) ②機会を捕捉して、資源を再構成・再結合し、 競争優位を獲得 (Seizing) ③競争優位性を持続可能なものにするために 組織全体を変容 (Transforming) デジタル化により強化 ・データの収集・連携 ・AIによる予測・予知 ・3D設計やシミュレーションによ る製品開発の高速化 ・変種変量 ・柔軟な工程変更 ※ダイナミック・ケイパビリティとは、デビッド・T・ティアーズ・UCバークレー校ビジネススクール教授により提唱された、戦略経営論における学術用語。2020年版ものづくり白書では、 環境変化に対応すべく組織内外の経営資源を再構成・再結合するための能力として、このダイナミック・ケイパビリティを取り上げた。 (資料)2020年版ものづくり白書(概要) 19