第1章 第2節 ニューノーマルでの生き残りに向けて 2. グリーン ーカーボンニュートラルへの対応ー 国内外の様々な金融機関において、気候変動対応への取組状況を資金供給の判断材料のひとつとする「グリーンファイナンス」の手法が普及。製造業においても、効果的な資金調達を行うチャンスのひとつとして捉えていくべき。 世界のグリーンボンド (※) 発行額 (10億ドル) 250 200 157.9 171.9 150 84.0 100 44.6 36.8 50 4.3 1.3 3.6 10.3 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 267.5 ※グリーンボンドとは、企業や地方自治体などが、国内外の気候変動を始めとした 環境問題の改善効果をもたらす事業の実施に要する資金を調達するために発行 する債券である。 (資料) グリーンボンド・ローン促進プラットフォーム (2021年3月18日時点) 事例 国内外におけるグリーンファイナンスの事例 (株) みずほフィナンシャルグループは、グリーン/サステナブルファイナンスファイナンスの規模を2019年度~2030年度の累計で25兆円とする目標を掲げる (うち、グリーンファイナンスは12兆円)。 【みずほFG グリーン・サステナブルファイナンスの目標】 サステナブルファイナンス・ 環境ファイナンス実績 2019年度実績 累計 2.4兆円 (うち環境ファイナンス1.1兆円) 海外 41% 日本 59% サステナブルファイナンス・ 環境ファイナンス 目標 2019年度~2030年度 累計 25兆円 (うち環境ファイナンス12兆円) (株) 三菱UFJフィナンシャルグループ、(株) みずほフィナンシャルグループ、(株) 三井住友フィナンシャルグループの3メガバンクは、石炭火力発電所向けの融資残高を2040年までにゼロにする目標を設定。 海外では、大手銀行のBNPパリバ (仏)、モルガン・スタンレー (米)、シティバンク (米) が石炭火力向けの融資を禁止する方針を掲げ、大手保険会社のアクサ (仏) やアリアンツ (独) が石炭関連事業を対象に投融資の禁止や撤退を行うと発表。 また、(株) みずほ銀行は、金利等の借入条件が、企業のサステナビリティ目標達成に連動するサステナビリティ・リンク・ローンも実施している。 (資料) 各社プレスリリース、(株) みずほフィナンシャルグループ 「統合報告書」 17