2023/24年度の穀物生産量は増加するが、期末在庫率は低下傾向。国際価格はウクライナ侵略前の水準まで低下。
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第1章 食料安全保障の確保 2023/24年度における穀物の生産量、消費量は前年度に比べて増加 米国農務省が発表した資料によると、2023/24年度における世界の穀物全体の生産量は、前年度に比べて2.2%増加し 28.1億tとなる見込み。また、消費量は、途上国の人口増加、 所得水準の向上等に伴い、2023/24年度は前年度に比べて 1.8%増加し28.1億tとなる見込み 期末在庫率は27.5%と前年度(28.2%)を下回る見込み。 FAOが安全在庫水準としている17~18%を上回っているも のの、中国を除いた場合の期末在庫率は12.3%にとどまっ ており、世界的な不作が発生した場合には、食料不足や価格 高騰が起こりやすい状況 世界全体の穀物生産量、消費量、期末在庫率 30 億t 25.2 27.5 28.1 27.2 28.1 25.2 22.4 24.6 22.1 20.2 20.3 20.3 20.2 18.7 18.5 15.3 19.5 14.8 14.7 12.8 12.3 16.3 0 2000/01年度 2005/06 2010/11 2015/16 2020/21 2023/24 消費量 生産量 安全在庫水準 (右目盛) 中国を除く期末在庫率 (右目盛) 資料:米国農務省「PS&D」、「World Agricultural Supply and Demand Estimates」を基に農林水産省作成 小麦・とうもろこし・大豆の国際価格は、おおむねウクライナ侵略前の水準まで低下 穀物等の国際価格 ドル/t 1,000 800 600 400 200 0 2000年 2004 2008 2012 2016 2020 2024 穀物等の国際価格 大豆 小麦 とうもろこし 資料:シカゴ商品取引所、タイ国貿易省発表のデータ等を基に農林水産省作成 32