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2件のスライド — 台湾 / 防衛省

第Ⅰ部 わが国を取り巻く安全保障環境 第3章 諸外国の防衛政策など 第3節 米国と中国の関係など 米中関係 近年、米中両国の政治・経済・軍事にわたる競争が一層顕在化。特に技術分野における競争は、米国が二国間及び多国間での協力強化に動くなど、今後一層激しさを増す可能性。 バイデン政権は、中国を米国にとって最も重大な地政学的挑戦で、国際秩序を再構築する意図及び能力を備えた唯一の競争相手と位置づけ。中国との競争力を決める上で今後10年は決定的な意味を持つとの考え。 中国は、米国の姿勢は大国間競争をあおっていると反発。特に、「核心的利益の中の核心」と位置付けている台湾問題に関し、米国の関与を強く警戒。ペロシ米下院議長(当時)の訪台を受け対抗措置を発表するなど、米国に対し強硬な姿勢。 米中の軍事的なパワーバランスの変化は、インド太平洋地域の平和と安定に影響を与える可能性。南シナ海や台湾などの地域の米中の軍事的な動向について一層注視。 南シナ海:中国は海空域における活動を活発化。米国は航行の自由作戦やパートナー国との共同訓練を実施。 台湾:2022年10月の第20回中国共産党大会において、中国は台湾統一を「中華民族の偉大な復興を実現する上での必然的要請」であり、武力行使を否定しない立場を改めて表明。一方、米国は、ペロシ米下院議長(当時)をはじめとする議員が党派を超えて台湾を訪問。2023年度国防授権法では、台湾との安全保障を強化するための「台湾抗たん性強化法」が承認されるなど、政府・議会がともに、台湾への支援を一層強化する方針。 中台の近代的戦闘機の推移 中台(中:Su-27/30,Su-35,J-10,J-11,J-15,J-16,J-20) 台湾(台:F-16,ミラージュ2000) (機数) 1,600 1,500 1,400 1,300 1,200 1,100 1,000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17 19 21 23 (年) (注)ミリタリー・バランス(各年版)による 台湾の軍事力と中台軍事バランス、台湾をめぐる国際情勢 台湾は、「防衛固守・重層抑止」(主要装備品と非対称戦力を組み合わせた多層的な防衛態勢により、中国の侵攻を可能な限り遠方で阻止する防衛戦略)を維持しつつ、中国の「認知戦」を含むグレーゾーン戦略を警戒。 中台の軍事バランスは全体として中国側に有利な方向に急速に傾斜する形で変化。台湾もウクライナ侵略を受けて、自身の防衛努力を強化し、対戦車ミサイル「ジャベリン」などの非対称兵器を使用した訓練などを実施。 中国は台湾周辺における威圧的な軍事活動を活発化、国際社会の安全と繁栄に不可欠な台湾海峡の平和と安定について、わが国を含め国際社会全体において急速に懸念が高まっている。力による一方的な現状変更は世界共通の課題との認識の下、同盟国たる米国や同志国、国際社会と連携しつつ、関連動向を一層の緊張感を持って注視。 7

第I部 わが国を取り巻く安全保障環境 第3章 諸外国の防衛政策など 第2節 中国 最近の動向② ~海空域における活動~ 近年、尖閣諸島に関する独自の主張に基づく活動を始め、中国海上・航空戦力は、尖閣諸島周辺を含むわが国周辺海空域における活動を拡大・活発化させており、行動を一方的にエスカレートさせる事案も。 2022年7月には、ジャンウェイⅡ級フリゲート1隻が魚釣島南西の接続水域に入域。 2021年11月、2022年4月、7月、9月、11月及び12月並びに2023年2月に中国海軍シュパン級測量艦1隻が、口永良部島、口之島及び屋久島付近のわが国領海内を航行。 2022年7月、8月及び2023年1月に中国軍の無人機が単独で沖縄本島・宮古島間を通過するなど、近年は、無人機の活動も活発化。 中露両国による度重なる共同での活動は、わが国に対する示威活動を明確に意図したものであり、わが国の安全保障上、重大な懸念。 2022年9月、中露艦艇が北海道西方海域で機関銃の射撃を実施したのち、両国の艦艇がわが国周辺において共同で航行。 爆撃機によるわが国周辺での長距離にわたる共同飛行を、2019年7月以来、2020年12月、2021年11月、2022年5月及び同年11月の計5回実施。日米豪印首脳会合が開催されている中で実施された2022年5月の共同飛行は、開催国たるわが国に対する示威行動を意図したもの。 2022年9月、中露共同航行に参加するロシア海軍艦載ヘリと中国海軍レンハイ級駆逐艦 【ロシア国防省公式Rutubeチャンネル】 最近の動向③ ~台湾周辺における活動~ 中国は台湾周辺での軍事活動を活発化させており、2022年は、台湾周辺空域において、延べ1700機以上の中国軍機が進入(前年の970機以上を大きく上回る)。 2022年8月、ペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問に合わせ、中国は台湾周辺において一連の統合軍事行動を実施すると発表。わが国のEEZ内への5発の着弾を含む計9発の弾道ミサイルの発射を行い、このことは地域住民に脅威と受け止められた。 台湾周辺での一連の活動を通じ、中国軍が常態的に活動している状況の既成事実化を図るとともに、実戦能力の向上を企図。 イメージ図 2022年8月の中国の弾道ミサイル発射のイメージ 6 EEZ 台北 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨