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A.2024年の降水(1.0mm以上)が観測される日数は減少は1.0mm以上。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
第1節 みどりの食料システム戦略の推進 第1節 みどりの食料システム戦略の推進 我が国の食料・農林水産業は、気候変動による大規模な自然災害の増加や食料生産の不安定化等の課題に直面しています。また、SDGsや環境を重視する国内外の動きが加速し、あらゆる産業に浸透しつつあり、我が国の食料・農林水産業においても、環境と調和のとれた食料システムを確立していく必要があります。これらを踏まえ、農林水産省は、みどり戦略を策定し、さらに、令和4(2022)年7月には、みどりの食料システム法1が施行されました。本節では、食料・農林水産業を取り巻く環境の動向、みどり戦略の推進状況等を紹介します。(1) 食料・農林水産業を取り巻く環境の動向 (気候変動による異常気象の頻発に起因し、食料生産が不安定化) 気候変動の影響により、高温、干ばつ、大規模な洪水等の異常気象が頻発し、2000年代に入ってからは、毎年のように世界各地で局所的な不作が発生しています。このような要因もあいまって、世界的な食料生産の不安定化が助長されており、穀物価格の高騰と暴落が繰り返されるようになっています。食料や農業生産資材を輸入に依存している我が国では、中長期的に見て安定的な調達が困難になるリスクが高まるといった影響が顕在化しています。我が国においても、年平均気温は、過去100年当たりで1.40℃の割合で上昇しています(図表5-1-1)。農林水産業は気候変動の影響を受けやすく、高温による収量の減少や品質低下等が発生しています。図表5-1-1 我が国の年平均気温偏差 日本の年平均気温偏差 1890 1900 1910 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 資料:気象庁「日本の年平均気温偏差の経年変化(1898~2024年)」(令和7(2025)年1月公表) 注:黒の細線は、各年の平均気温の基準値からの偏差。青の太線は、偏差の5年移動平均値。赤の直線は、長期変化傾向。平均気温の基準値は、平成3(1991)~令和2(2020)年の平均値 (短時間大雨が頻発する一方、少雨による渇水も発生) 近年、時間降水量50mm以上の大雨の発生回数は増加傾向にあり、大雨によって河川の氾濫が発生し、農地や農業施設が冠水する被害等が生じています(図表5-1-2)。一方、長期的に見ると降水(1.0mm以上)が観測される日数は減少しており、少雨による渇水も生じています(図表5-1-3)。1 正式名称は「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律」 272