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A.過去1年間に取引金融機関から「融資を必要としなかった」と回答した企業の割合は30%。
過去1年間に取引金融機関から「融資を必要としなかった」と回答した企業の割合は30%であった。
出典: 金融庁『令和元事務年度 金融行政方針』2019年8月公表
また、こうした企業の事業内容や成長可能性を適切に評価する事業性評価に基づく融資について、地域銀行から提出された「金融仲介機能のベンチマーク」の進捗状況を見ると、一定の進展が見て取れる。具体的には、共通ベンチマークの一つである「事業性評価に基づく与信先数・融資額の全体に占める割合」の推移についてみると、与信先数・融資額とも年々割合が上昇しており、着実な取組みの進展が窺える。 企業アンケート調査では、過去1年間に取引先銀行からの「融資を必要としなかった」と回答した企業の割合は約2割であったが、このうち取引先銀行から何らかの提案を受けたいサービスがあると回答した企業は7割超あり、融資ニーズがない企業でも、融資以外のサービスのニーズは相応にあることが窺われる。また、実際の地域銀行の企業訪問時の取組状況については、「資金繰りの相談、融資の提案」が6割に上る一方、「経営改善支援サービスの提案」は3割に止まっており、引き続き、地域金融機関において、取引先企業のニーズを汲み取り、これに応じた各種サービスを提供していくことが期待される(図表Ⅱ-3-(3)-6、7)。 こうした観点からも、金融機関においては、事業性評価等を行うにあたって、書類作成が目的化するなどの形式的な対応ではなく、顧客の真のニーズを把握し的確にこれに応じるなど実質的な経営支援サービスにつなげていくことが重要である。 図表Ⅱ-3-(3)-7 融資・サービスに対するニーズ Q. 過去1年間、取引金融機関からどのような「融資」を受けたいと思いましたか。(複数回答可) 0% 20% 40% 60% 80% 商品や原材料等の仕入に係る運転資金 51% 45% 52% 55% □全回答 (n=8,170) 給与等の経費支払いに係る運転資金 18% 13% 17% 24% □正常先上位 (n=1,608) 設備投資資金 38% 40% 39% 36% □正常先下位 (n=4,721) 過去の融資の返済のための資金 13% 7% 13% 17% □要注意先以下 (n=1,838) 融資は必要としなかった 22% 30% 21% 18% Q. 取引金融機関から「提案を受けたいサービス」にはどのようなものがありますか。(複数回答可) 0% 20% 40% 60% 事業計画策定支援 12% 9% 12% 16% 財務内容の改善支援 15% 16% 23% 経営人材紹介 12% 13% 8% 取引先・販売先の紹介 37% 43% 37% 29% 海外展開支援 4% 4% 3% 3% M&A 13% 18% 12% 11% 固定費の削減 10% 8% 11% 11% 人材育成・従業員福祉 18% 22% 18% 13% 企業保険等の保険商品 5% 5% 4% 4% 投資・運用商品の購入 7% 10% 5% 4% その他 4% 4% 3% 3% 受けたいサービスはない 28% 25% 28% 35% □全回答 (n=1,657) □正常先上位 (n=442) □正常先下位 (n=908) □要注意先以下 (n=306) ※「融資は必要としなかった」とした者の回答 (資料)金融庁 82