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A.経営上の課題や悩みへの対応は40%。
金融機関が経営上の課題や悩みを良く聞くようになったと回答した企業の割合は、全回答のうち40%を占めている。
出典: 金融庁『平成30事務年度 金融行政方針』2018年9月公表
(企業から見た金融機関の評価(企業アンケート調査)) 顧客企業による金融機関の評価を明らかにするため、前回のアンケート調査対象先60約3万社に対しアンケート調査を依頼し、8,546社から回答(回答率は約3割、地域銀行1行あたりの平均回答社数は114社)を得た。 調査結果の詳細については、「企業アンケート調査の結果」61のとおりであり、地域金融機関による顧客企業の事業内容等の理解や、顧客と向き合う意識・取組姿勢に一定の改善の兆しが窺われる。 「昨年と比べ、顧客企業の経営上の課題や悩みを良く聞いてくれるようになった」とする企業の割合が全体で4割、「昨年と比べ、経営上の課題の分析結果を良く伝えてくれるようになった」とする企業の割合が全体で3割弱、「昨年と比べ、メインバンクから融資を受ける際に担保・保証を求められることがなくなった又は少なくなった」とする企業の割合が全体で約3割を占める(図表III-4-(2)-5)。さらに、昨年度及び本年度ともに回答している企業の多くが、昨年度において既に金融機関の取組を評価していたこと等を踏まえれば、金融機関の取組が継続的に評価されていることが窺われる。 図表III-4-(2)-5 経営上の課題や悩みの把握等 項目 全回答 正常先上位 正常先下位 要注意先以下 昨年と比べ、経営上の課題や悩みを「良く聞いてくれるようになった」割合 40% 33% 42% 41% 昨年と比べ、経営上の課題を分析し、その結果を「良く伝えてくれるようになった」割合 27% 24% 28% 28% 昨年と比べ、担保・保証を求められることが「なくなった又は少なくなった」割合 32% 38% 34% 22% (資料)金融庁 過去1年以内に金融機関から受けた経営支援サービスにより、売上又は利益等が改善したとする企業は約6割であり、特に債務者区分が下位になるほど高い効果が見られる。こうした金融機関の貢献に対し「新規融資を申し込んだ」とする企業が全体で約4割、「事業や経営に関する悩みや課題を相談するようになった」とする企業が要注意先以下で3割強を占めた(図表III-4-(2)-6)。 60 金融機関による金融仲介への取組の進捗状況を把握するため、一部質問項目において定点観測を実施 61 「企業アンケート調査の結果」(https://www.fsa.go.jp/singi/kinyuchukai/questionnaire/20180926/01.pdf) 77