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A.2024年の第2水上部隊派遣艦艇の1艦である護衛艦「ありあけ」が参加は1艦。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
第1節 多角的・多層的な安全保障協力の戦略的な推進 つ、同地域沿岸国の海軍、警察機関などと海洋安全保障にかかる訓練を行っている。特に、太平洋島嶼国は、違法・無報告・無規制(IUU)漁業41、海上における犯罪などのため、海洋安全保障能力の強化が急務であることから、海自インド太平洋方面派遣(IPD24)部隊は、一部の訓練で海上保安庁、米国、オーストラリアと連携しつつ、マーシャル、ミクロネシア、パラオ42において海洋安全保障にかかる訓練を実施した。 派遣海賊対処水上部隊および航空隊は、海賊対処任務に加え、ジブチに駐留する他国軍との防衛交流を推進しているほか、中東地域沿岸国港湾への寄港や、戦術技量の向上、各国軍との連携強化を目的に、EU海上部隊など43と共同訓練を行っている。 こうした防衛交流・協力を通じたインド太平洋地域沿岸国との連携強化は、海洋安全保障の維持に寄与するものであり、大きな意味がある。 参照 1節4項3(関係各国との連携)、資料59(多国間共同訓練の参加など(2021年度以降)) VOICE 日米印豪共同訓練「マラバール2024」に参加した隊員の声 ありあけ 佐世保 応急長 2等海尉 金子 将大 私は、2024年度インド太平洋方面派遣訓練(IPD24)第2水上部隊派遣艦の1艦である護衛艦「ありあけ」応急長として、インドにて開催された日米印豪共同訓練「マラバール2024」に参加しました。 「マラバール2024」は、日米印豪4か国の海軍艦艇などが参加する共同訓練です。停泊フェーズにおいて各種調整会議、専門術科会報や艦艇相互訪問などを行い、演習期間における部隊運用に関して戦術レベルでの同期(Synchronize)や各国海軍の文化、思想について理解を図るとともに、洋上フェーズでは、各種訓練や対抗戦(War At Sea EX)を通じて各国海軍との相互理解や連携を強化しました。 私は、インド海軍連絡幹部と各種停泊行事・広報に関する計画や調整、主燃料や真水といった後方補給に関する現場間調整に携わりました。特に、艦艇広報や各会議を通じ、乗員レベルでのコミュニケーションを行うことで、FOIPのために、「言語の違い」や「文化の違い」を超えて互いの価値観を理解し強固な信頼関係を構築することが重要であることを認識しました。本訓練で他国軍との文化や価値観の共有を図ったことは私自身にとって非常に有意義な経験となりました。 インド海軍士官との交流 第Ⅲ部 第3章 同志国などの連携 41 無許可操業、無報告または虚偽報告された操業、無国籍の漁船、地域漁業管理機関非加盟国の漁船による違反操業など、各国の国内法や国際的な操業ルールに従わない漁業活動であり、水産資源の持続可能な利用に対する深刻な脅威、かつ、食料安全保障にも直結する。 42 IPD24部隊は、パラオにおいて、日本の団体が供与したパラオ海上保安機関巡視船(ケダム)と訓練を実施した。マーシャルでは、海上保安庁と連携し、マーシャル海上警察と訓練を実施した。ミクロネシアには同国の海洋安全保障能力の強化に寄与するため、立入検査部隊を空路派遣し、立入検査訓練を行った。 43 派遣海賊対処水上部隊は、2024年4月にEU海上部隊(イタリア海軍)と、9月、12月には、EU海上部隊(スペイン海軍)と海賊対処共同訓練を行った。 409 令和7年版 防衛白書