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A.2020年の汚染水の発生量は2020年度時点で140m³/日であるは140m³/日。
出典: 資源エネルギー庁『エネルギー白書2022(全文版)』2022年6月公表
第1部 エネルギーをめぐる状況と主な対策 第1章 福島復興の進捗 【第111-2-2】凍土壁 凍土壁の全景 凍結プラント 凍土壁(山側3辺) 延長:約1,500m 凍土壁(海側1辺) 凍土壁:約775m 凍結管を約1m間隔で設置。冷却剤を循環させ凍結管まわりに凍土の壁を造成。資料:経済産業省 月には、1~3号機原子炉建屋、プロセス主建屋、高温焼却炉 建屋を除く建屋内滞留水を完了しました。また、1~3号 機原子炉建屋について、2022~2024年度内に原子炉建屋滞留 水を2020年末の半分程度に低減することを目標としており、2022年3月に2号機において、この目標を達成しました。さらに、大規模自然災害に対する対策にも取り組んでいま す。津波対策としては、切迫性が高いとされている千島海溝 津波に対する防潮堤の設置(2020年9月工事完了)に加え、新 たに内閣府発表した日本海溝津波に対する防潮堤の検討 や、東北地方太平洋沖地震と同規模の津波に対する建屋開 口部の閉止工事(2022年1月工事完了)等を進めています。ま た、近国内で相次ぐ大規模な降雨に備え、浸水解析を実施 し、排水路整備等を進めています。加えて、1・2号排気筒に ついて、耐震上の裕度を確保することを目的に、2019年8月 から上部約60メートルの解体作業を実施し、2020年5月に完 了しました。こうした予防的・重層的な取組により、汚染水 対策は大きく進んできています。しかし、汚染水問題の最終的な解決のためには、引き続き 対策を重ねていくことが必要です。特に、汚染水を浄化処理 し大部分の放射性物質を取り除いたALPS処理水※2の取扱いに ついては、当面の課題となっています。 ALPS処理水の取扱いについては、6年以上わたる有識者 の検討等を経た上で、2021年4月に第5回廃炉・汚染水・処理 水対策関係閣僚会議において、「東京電力ホールディン グス株式会社福島第一原子力発電所における多核種除去設備等 処理水の処分に関する基本方針」を決定し、安全性を確保し 政府を挙げて風評対策を徹底することを前提に、ALPS処理 水を海洋放出する方針を公表しました。 その後、直ちに、「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実 な実行に向けた関係閣僚等会議」を新たに立ち上げ、同 【第111-2-3】汚染水対策の進捗 3つの基本方針とこれまでの対策の効果 1 汚染源に水を 近づけない 汚染水の発生量が 大幅に減少 540m 2014年5月 2020年度 (対前年度) 2 汚染水を 漏らさない 飲料水の基準を 満たしている 約1万ベクレル/リットル (例: 0.7ベクレル/リットル 水質) 3 汚染源を 取り除く 敷地境界の 1ミリシーベルト/年の達成 0.76 (ミリシーベルト/年) 敷地境界で の排水からの線量 (参考値) 2014年3月 2021年9月 資料:経済産業省 基本方針に定める対策について、政府一丸となってスピード 感を持って着実に実行していくとともに、風評影響を受け得 る方々のお声をお聞きし、その懸念を払拭するべくしっかりと 受け止め、必要な追加対策を機動的に講じていくこととして います。 基本方針の決定以降、福島・宮城・茨城など各地で開催し ていたワーキンググループを始めとし、自治体や農林漁業者等 との意見交換を重ね、これらを踏まえ、「東京電力ホールディ ングス株式会社福島第一原子力発電所におけるALPS処理水 の処分に関する基本方針の策定を取りまとめ(令和3年8月、第2回 ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた 関係閣僚等会議決定。以下「当面の対策」という。)」を策定し ました。この取りまとめに沿って、風評を生じさせない仕組 みと、風評に打ち勝ち、安心して事業を継続・拡大できる仕 組みの構築を目指し、今回盛り込んだ施策を着実に実行する こととしています。 また、当面の対策の取りまとめ以降、政府は対策を順次実 施してきました。更に取組を加速させるため、対策ごとに今 後1年の取組や中長期的な方向性を整理する「ALPS処理水の 処分に関する基本方針の着実な実行に向けた行動計画(令和3 12月、第3回ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な 実行に向けた関係閣僚等会議決定。)」を策定し、今後も対策 の実施状況を継続的に確認して、状況に応じ随時、追加・見 直しを行うこととしています。 現在、上記の行動計画に沿った取組が、関係各省において、 着実に進められています。例えば、安全対策については、原 子力規制委員会において、東京電力から提出されたALPS処 理水の処分に係る実施計画に対する審査が、公開の場で行わ れています。この審査と並行して、国際原子力機関(IAEA...