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A.2022年の横浜-ジェノバ航路の運賃は約15,000ドルは15000ドル。
出典: 経済産業省『通商白書2022(全体版)』2022年6月公表
第1章 世界経済に対する地政学的不確実性の高まりと経済リスク また、日本発の航路別運賃を見ると、欧米向け、アジア向けのいずれも価格が大きく上昇しており、特に欧米向けの運賃は、2019年と比べて5倍超の水準で推移している(第I-1-2-5図)。 中国に次いで海運取扱量の多い米国の主要港湾である米国ロサンゼルス港やロングビーチ港では、港湾、倉庫、陸運の労働者不足を受けて、港湾における待機日数が長期化した(第I-1-2-6図)。 港湾におけるコンテナ船の待ち時間は、特に2021年後半に長期化し、ロサンゼルス港では3週間弱、ロングビーチ港では一時4週間弱にまで悪化した。その後、2022年初にはいずれも1週間以内の水準へと改善しているが、これはコンテナ船の待機プロセスの変更や港湾における滞留空コンテナに対する追加課金の導入6によるものと考えられる。ロサンゼルス港及びロングビーチ港では、入港に伴う待機プロセスが2021年11月15日に変更され7、これまではコンテナ船が港の20海里以内に入ると待機プロセスとされたが、新たなプロセスでは、ロサンゼルス港やロングビーチ港の直前港を出発した時点で待機プロセスとされている。また、72時間以内の着岸予約がないコンテナ船は、港沖の一定のエリア外で待機しなければならない。こうした待機プロセスの変更に伴い、新たな方式でのコンテナ船滞船数が公表されており、2022年1月9日には109隻が実質的に滞船し、その後も100隻前後で推移していることから、港湾における待機時間は減少したものの、実態として港湾や港湾近郊を含めた海上輸送における混雑が解消されたとは言えない。 また、2022年3月からの上海における新型コロナウイルスの再拡大を受けた都市封鎖の影響により、中国国内における陸運が停滞し、米国向けの海運や空運への影響が顕在化している8。 第I-1-2-5図 日本発のコンテナ船の航路別海運運賃 (ドル) (日本→欧米) 20,000 15,000 10,000 5,000 0 2019年4月 2019年7月 2019年10月 2020年1月 2020年4月 2020年7月 2020年10月 2021年1月 2021年4月 2021年7月 2021年10月 2022年1月 2022年4月 横浜-ジェノバ 横浜-ニューヨーク 横浜-ロサンゼルス 横浜-ロッテルダム 備考:40フィートコンテナ1個当たりの運賃。 資料:日本海事センターから作成。 (ドル) (日本→アジア) 3,000 2,000 1,000 0 2019年4月 2019年7月 2019年10月 2020年1月 2020年4月 2020年7月 2020年10月 2021年1月 2021年4月 2021年7月 2021年10月 2022年1月 2022年4月 横浜-レムチャバン 横浜-香港 第I-1-2-6図 米国西海岸の主要港湾におけるコンテナ船の平均待ち時間 (日) (ロサンゼルス港) 20 15 10 5 0 2020年10月 2021年1月 2021年4月 2021年7月 2021年10月 2022年1月 2022年4月 (日) (ロングビーチ港) 30 25 20 15 10 5 0 2020年10月 2021年1月 2021年4月 2021年7月 2021年10月 2022年1月 2022年4月 備考:平均待ち時間は、過去6回の入港の移動平均値。 資料:Refinitivから作成。 6 JETRO(2022)「米ロサンゼルス港、滞留空コンテナに追加課金の方針発表」、(https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/01/64184e850189c59a.html)。 7 国土交通省(2022)「第4回海外港湾の状況レポート(2022年1月27日前後時点)」。 8 JETRO(2022)「上海の都市封鎖の長期化で港湾が再び混乱する恐れ、全米小売業協会見通し」、(https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/04/73680d31784f6488.html)。 40 2022 White Paper on International Economy and Trade