ファクトはAIによる自動抽出です。誤りが含まれる可能性があります。正確な情報は原資料をご確認ください。
A.地域金融機関の収支状況は54行。
地域金融機関のうち、過半数である54行が本業利益で赤字となっている状況。これは低金利環境や人口減少、高齢化の進行といった厳しい経営環境を反映している。
出典: 金融庁『平成30事務年度 金融行政方針』2018年9月公表
地域金融機関の収支状況
54行
地域金融機関の過半数(54行)で本業利益が赤字
・持続可能なビジネスモデルの構築に向けたガバナンス発揮への対応 ・長期にわたる金融緩和継続に伴うリスクへの対応 ・経済・市場環境の急激な変化への対応 引き続き、経済・金融市場の動向や金融システムにおける潜在的リスク等をリアルタイムに情報収集し、得られた情報を踏まえ、横断的な視点から金融機関を分析すると共に、我が国金融システムの現状を定期的に評価する。さらに、確認された金融システムリスクに対して、金融システムの安定を確保する観点から、必要な検討及び対応を行う。 (2)地域金融 ① 地域金融機関の課題と対応 【金融行政上の課題】 我が国の地域金融機関を取り巻く環境は、低金利環境の継続や人口減少、高齢化の進展等により年々厳しさを増している。昨年度の決算では、地域銀行の過半数の54行で本業利益が赤字であり、2期以上の連続赤字となっている銀行数が年々増加している。 こうした中、地域金融機関において持続可能なビジネスモデルの構築に向けた取組みが進まない場合、安定した収益や将来にわたる健全性が確保されず、結果として、地域において十分な金融仲介機能を発揮できなくなり、地域経済や利用者に多大な悪影響を与えることにもなりかねない。 そのため、地域金融機関は、持続可能なビジネスモデルを構築し、将来にわたる健全性を確保することが必要である。一つ一つの地域金融機関がおかれた環境、それぞれの経営理念・経営資源等に応じ、最適なビジネスモデルは金融機関ごとに異なる。したがって、まずは、地域金融機関の経営者が、自らに適したビジネスモデルとは何か、真剣に検討することが重要である。 他方、顧客である地域企業をみると、厳しい経営環境に直面する中で、経営改善や事業再生、事業承継等が必要な企業が多数存在している。こうした地域企業の中には、例えば、どのような経営戦略・計画を頂き、それをどのように実現し、その実現のためにはどのような人材を確保すればよいのか、また、どのようにファイナンスをすればよいのか等が分からず、自身の生産性向上が実現できていない企業も多いと考えられる。 地域金融機関は、地域企業の真の経営課題を的確に把握し、その解決に資する方策の策定及び実行に必要なアドバイスや資金使途に応じた適切なファイナンスの提供、必要に応じた経営人材等の確保等の支援を組織的・継続的に実践する必要がある。このような金融仲介機能を十分に発揮することによって、地域企業の生産性向上を図り、ひいては地域経済の発展に貢献していくことが求められている。こうしたことが、金融機関自身にとっても継続的な経営基盤を確保する上で重要であると考えられる(「共通価値の創造」)。 地域金融機関が将来にわたる健全性を確保し、地域における金融仲介機能を継続的に発揮するためには、経営陣が、経営理念の実現に向け、的確な現状分析に基づき、実現可能性 72