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国際的に活動する金融グループを対象に、海外当局との監督協力関係を強化する。これにより、グローバルな金融システムの安定に貢献し、リスク管理体制の強化を図る。
2. 金融システムの安定性や公正性・安全性への信頼を確保する ④ 金融グループ等の実態に応じた効果的な監督・検査の実施31 大手金融グループでは、傘下の銀行・信託銀行・証券会社等、複数の金融機関を経営している。関係課室が密に連携し32、グループ内の異なる業態が相互に与える影響やグループ全体の経営管理(ガバナンス)の把握を含め、グループ全体を俯瞰した監督・検査を行う。 通信・流通等を母体としつつ、デジタル技術を活用して金融事業を展開するグループが存在感 を増しつつある。こうした母体事業者とも、グループ全体の戦略や金融事業の位置付け について議論を行い、金融機関へのより実効的な監督を行う。 これらを踏まえ、銀行監督及び証券監督の更なる高度化を図るため、「銀行・証券監督局」 を設置することを目指す。 ⑤ 協同組織金融機関における適切な経営管理と業務運営の確保 協同組織金融機関についても、財務局との緊密な連携により、実効性の高い検査等のモニ タリングを実施していく33。 不正融資や重大な法令違反が確認されたことも踏まえ、経営管理と業務運営の適切性につ いて、早期に課題を発見し、的確な対応を行う。 ⑥ グローバルな金融システムの安定への貢献 我が国や海外の金融機関は、それぞれ国境を跨いでビジネスを展開しており、破綻時等の損失 は容易に法域を越える。近年でも、海外で国際的に活動する金融グループの経営危機が生じたと ころであるが、こうした事態に適切に対応するためには、平時から各国監督当局者間で金融機関 や金融システムについて緊密に情報交換し、共通理解と信頼関係を構築することが欠かせない。 国際的に活動する金融グループを中心に、海外当局との監督協力 を強化する34。 また、国際的に暗号資産取引の増加やファンドなどの非銀行金融部門(NBFI s35)の拡大が続 いており、国際的な規制枠組みに関する議論が活発化している。伝統的に国際的な合意をベース としている銀行・保険等の健全性規制に限らず、暗号資産を含めたマネルホン等対策、NBFI s への 対応を含め、あらゆる金融規制・監督については、一国で高い水準を設けても、相対的に水準 の低い国でのリスクの顕在化や、規制の内容や運用上の差異による競争上の不公平等をもたら 31 このために、事務年度当初に指揮命令系統の見直しを含む、関係部署間の連携強化を実施した。 32 こうした連携を促進する観点からも、2025事務年度、各金融グループの監督・検査に責任を有する部局を明確にした。 33 このために、2025事務年度、モニタリング計画の企画・立案、総合調整を実施する専担部署を設置した。 34 これまでも大手金融機関の監督当局が集い、その金融機関のビジネスモデルやリスクを議論する監督カレッジや、海外当局と 共同で、特定のリス クカテゴリーについて国内の複数金融機関を横断的にレビューする取組を実施している。 35 Non-bank Financial Institutions 14