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A.2024年の2024年の基幹的農業従事者数(合計)は1114千人。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
農林水産省では、リモコン草刈機を始めとしたスマート農業技術の活用を推進・普及し、農作業の効率化を図っており、高齢者が無理なく農作業を続けることにもつながっています。また、高齢者は農作業における熱中症のリスクが高いため、安全に農作業ができるよう啓発資料を作成して、熱中症対策の注意喚起を行っています。さらに、高齢者の生きがいの創出及びリハビリテーションを目的とした農林水産物生産施設及び附帯施設の整備等を支援しています。 図表2-7-8 65歳以上の基幹的農業従事者数 3,000 千人 2,500 61.4 64.9 69.6 69.5 70.2 70.8 71.7 80 2,000 1,757 60 65歳以上の割合(右目盛) 1,500 1,363 1,302 1,226 1,164 1,114 40 基幹的農業従事者数 1,000 1,262 1,140 949 905 860 823 799 20 500 0 0 平成 22年 27 2 3 4 5 6 (2010) (2015) (2020) (2021) (2022) (2023) (2024) (推定値) (推定値) (推定値) (推定値) (推定値) 資料:農林水産省「2010年世界農林業センサス」、「2015年農林業センサス」(組替集計)、「2020年農林業センサス」、「農業構造動態調査」を基に作成 注:1) 各年2月1日時点の数値 2) 令和3(2021)〜6(2024)年の数値は、農業構造動態調査の結果であり、標本調査により把握した推定値 (事例) 地域の高齢者と協力した農業経営を推進(千葉県) (1) 勝浦野菜工房株式会社は、介護の経験を活かした農業に挑戦 勝浦野菜工房株式会社は、千葉県勝浦市で農業を営んでおり、さといも等の野菜を栽培しています。代表取締役社長吉野大さんは、もともと同県内の介護施設で利用者と様々な野菜を栽培していましたが、地元である同市へ恩返しがしたいと考え、介護の経験を活かした農業を始めることにしました。 (2) 農作業を通じて、地元の高齢者が外に出て活躍する機会を提供 介護の仕事では、菜園での作業が高齢者の生きがいとなり、車いすの方が歩けるまで元気になる場面を見てきたことから、外に出て健康的に過ごせる機会として、過疎化が進む地元の高齢者に農作業への参加を呼び掛けました。 高齢者には地元の営農組合を通じて農作業への参加を呼び掛けており、多い時で約20人の参加者がいます。高齢者の方でも作業がしやすいよう手引を作成し、軽作業を中心としているため、経験が無くても農作業に取り組みやすく、たくさんの高齢者が継続して農作業をしています。高齢者にとっては、交流の場にもなっており、心身の健康維持につながっています。 (3) 今後は障害者との連携も推進 同社では、今後、高齢者だけでなく地元の障害者施設とも連携して、障害者施設の利用者に農作業へ参加してもらい、収穫できた野菜を施設の食材に使用してもらうことで、農業経営を更に発展させていくこととしています。 収穫したさといも 資料:勝浦野菜工房株式会社 地域の高齢者との収穫作業 資料:勝浦野菜工房株式会社 第2章 175