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A.2024年の2024年の台湾周辺空域への中国軍機の進入延べ機数は3000機以上。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
中国 第2節 参照 図表I-3-2-15 (中国海警局に所属する船舶などの尖閣諸島周辺における活動状況、資料13 (中国海警局に所属する船舶などの尖閣諸島周辺における活動状況) 図表I-3-2-15 中国海警局に所属する船舶などの尖閣諸島周辺における活動状況 (領海侵入件数) 60 50 40 30 20 10 0 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (年) (4) 台湾周辺における動向 中国は、台湾周辺での軍事活動を活発化させている。台湾国防部の発表によれば、2020年9月以降、中国軍機による台湾周辺空域への進入が増加しており、2021年は延べ970機以上、2022年と2023年は延べ1,700機以上、2024年は延べ3,000機以上が進入した。また、台湾国防部の発表によれば、中国軍は2022年8月のペロシ米下院議長訪台以降、軍用機の台湾海峡における台湾海峡の「中間線」34) 東側空域への進入を繰り返し実施しているとされる。進入アセットについては、従来の戦闘機や爆撃機に加え、2021年以降、攻撃ヘリ、空中給油機、UAVなどが確認されたとされている。台湾周辺海域において確認された中国艦艇の複数も増加しており、2023年は約1,900隻であったのに対し、2024年は約2,500隻であった。さらに、中国は、2022年8月以降、台湾周辺海空域で軍事演習をたびたび実施している。2022年8月2日、ペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問に伴い、中国は、台湾を取り囲む6つの演習海域の設定を公表するとともに、台湾周辺において「一連の統合軍事行動」を実施すると発表した。同月4日、中国は、9発の弾道ミサイルの発射を行い、このうち5発はわが国のEEZ内に着弾し、別の1発は与那国島から約80kmの地点に着弾したが、この1発はわが国領土の最も近くに着弾したものであった。このことは、わが国の安全保障と国民の安全にかかわる重大な問題であり、地域住民に脅威と受け止められた。また、一部のミサイルは台湾上空を通過した。それ以降、中国軍は台湾周辺海空域において約1週間にわたり、統合封鎖、対海上・地上攻撃、制空作戦、空中偵察、対潜戦などの演目を含む大規模な軍事演習を継続した。本演習以降、中国は2023年4月、同年8月、2024年5月、同年10月、2025年4月にも台湾周辺海空域で軍事演習を実施している。なお、2024年12月9日、中国は活動内容について発表をしていないが、台湾国防部は、「中国軍の東部戦区、北部戦区、南部戦区の艦艇および中国海警船が台湾海峡周辺や西太平洋地域に進入、遠海長距離航行などの活動を行っている」旨発表した。頼総統は11月30日から一週間、台湾承認国であるマーシャル諸島、ツバル、パラオを訪問し、途中でハワイとグアムを経由していた。中国軍による台湾周辺での演習においては、対台湾侵攻作戦を含む台湾の統一に向けた軍事作戦の一部が演練されている可能性があると考えられる。2024年5月の演習の際には、中国海警が台湾東部海域などで活動したことが初めて発表され、同年10月の演習の際には、中国海警船が台湾全周を航行するなど、海警の活動は拡大しており、中国がいわゆるグレーゾーン事態を生起させ 34 1950年代に米国が設定したとされる台湾海峡上の線。台湾側は座標を公表するなど「中間線」の存在を主張する一方、中国側は「台湾は中国の不可分の一部であり、いわゆる「中間線」は存在しない」との立場を主張しているが、これまでは「中間線」を越える軍用機の飛行はほとんど見られなかった。 日本の防衛 78