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A.2020年の2020年第2四半期のGDP減少率を金融危機時と比較は10.1%。
2020年第2四半期は、2019年第4四半期比で10.1%減となり、これは金融危機時よりも大幅な落ち込みであった。これは、コロナ禍による経済的混乱の深刻さを示している。
出典: 経済産業省『通商白書2021』2021年6月公表
2020年第2四半期のGDP減少率を金融危機時と比較
10.1%
2019年第4四半期から2020年第2四半期までの2四半期連続の減少し、経済が混乱する前の2019年第4四半期に比較して10.1%と金融危機時よりも大幅に落ち込んだ
2019年第4四半期から2020年第2四半期までの2四半期連続の減少し、経済が混乱する前の2019年第4四半期に比較して10.1%と金融危機時よりも大幅に落ち込んだ
回復途上の米国経済 第1節 新型コロナウイルスの感染拡大といった特殊要因によって、実質GDP成長率は上下双方向への振れが大きくなっていたものの、2008年から2009年にかけて米国経済に大きな影響を与えた世界金融危機に比較しても、現状の回復ペースは順調である(第I-2-1-4図)。具体的には、米国の実質GDPは、同危機の際に2008年第3四半期から2009年第2四半期まで4四半期連続の減少となり、同危機の直前となる2008年第2四半期に比較して-3.9%となる水準まで落ち込んだ。2009年第3四半期以降は回復に転じたが、同危機前の水準を取り戻すには二年半(10四半期)の時間を要した。一方で、新型コロナウイルスによる経済の混乱で、米国の実質GDPは2020年第1四半期から同年第2四半期まで2四半期連続の減少となり、経済が混乱する前の2019年第4四半期に比較すると-10.1%と金融危機よりも大幅に落ち込んだ。しかし、実質GDPは2020年第3四半期から回復に転じ、2021年第1四半期の時点で2019年第4四半期の水準をほぼ取り戻しており、ほぼ一年(5四半期)で落ち込み分を取り戻した。後述のとおり、新型コロナウイルス対策として、米国政府による大規模かつ迅速な対応が行われたことが経済の回復に寄与していると見られる。第I-2-1-4図 世界金融危機時(左図)と新型コロナウイルス感染拡大時(右図)の米国の実質GDP (兆ドル) 10四半期 16.0 15.8 4四半期 -3.9% 15.6 15.4 15.2 15.0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 2008 2009 2010 実質GDP (兆ドル) 5四半期 19.5 19.0 18.5 18.0 17.5 2四半期 -10.1% 17.0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 2019 2020 2021 実質GDP 備考:季節調整値、年率換算。 資料:米国経済分析局「Gross Domestic Product」から作成。 第I部 第2章 2. 業種によって異なる雇用回復と労働市場の新たな動き 新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受けた米国の労働市場の動きを非農業部門雇用者数より確認する(第I-2-1-5図)。上述の実質GDPと同様に世界金融危機との比較で見ると、同危機時には米国の住宅市場 第I-2-1-5図 世界金融危機時(左図)と新型コロナウイルス感染拡大時(右図)の米国の非農業部門雇用者数 (億人) 77か月 1.41 1.39 26か月 -871万人 1.37 1.35 1.33 1.31 1.29 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 非農業雇用者数 (億人) 1.55 1.50 2か月 -2,236万人 1.45 1.40 1.35 1.30 1.25 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 2019 2020 2021 非農業雇用者数 備考:季節調整値。 資料:米国労働統計局「Employment Situation」から作成。 通商白書2021 31