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A.2022年の農林水産業における電力の利用割合は6.3%。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
(農林水産分野では、エネルギー利用の約9割以上を化石燃料に依存) 我が国は、石油や天然ガス等の資源に乏しいためエネルギー自給率が低く、令和4(2022)年度のエネルギー自給率(IEAベース)は、前年度に比べ0.7ポイント低下し12.6%となっています。 経済産業省の調査によると、令和4(2022)年度における農林水産業のエネルギー消費量は、前年度に比べ3.5%減少し、20万9千TJ(テラジュール)となっています(図表1-3-9)。 農林水産分野では、エネルギー利用の約9割以上を化石燃料に依存しており、電力の利用は全体の6.3%となっています(図表1-3-10)。化石燃料の中では、重油の消費が最も多く、次いで軽油、ガソリン、灯油の順となっています。特に重油は、農業分野では施設園芸の暖房に用いられる燃焼式加温機で多く消費されています。軽油やガソリンは農業機械、灯油は穀物を乾燥させる乾燥機で利用されることが多くなっています。 図表1-3-9 農林水産業のエネルギー消費量 千TJ 300 225 243 256 217 209 200 100 0 平成 令和 30年度 元 2 3 4 (2018) (2019) (2020) (2021) (2022) 資料:経済産業省「総合エネルギー統計」 図表1-3-10 農林水産業におけるエネルギー源別のエネルギー消費量 その他 0.3% 電力 6.3% 灯油 7.7% ガソリン 11.3% 軽油 18.2% 重油 56.2% 化石燃料が約9割 資料:経済産業省「令和4年度総合エネルギー統計」を基に農林水産省作成 注:「その他」は、潤滑油、LPG、都市ガス、熱を含む。 また、原油価格は、ロシアによるウクライナ侵略直後に大きく上昇し、令和4(2022)年度以降はおおむね下落基調にあるものの、高い水準で不安定に推移しています(図表1-3-11)。 化石燃料については、その価格は地政学上のリスクや国際的な市場の影響等の他律的な要因に左右されやすいことから、農業経営に係る価格の見通しを立てることが難しい農業生産資材と言えます。農林水産分野の持続的な発展に向けては、地域の再生可能エネルギー資源の一層の活用といった化石燃料に依存しない持続可能なエネルギー調達も重要となっています。 図表1-3-11 原油価格 ドル/バレル 150 120 90 60 30 0 1月 令和4年 (2022) 1月 5 (2023) 1月 6 (2024) 1月3月 7 (2025) 資料:米国エネルギー情報局「Weekly Petroleum Status Report」を基に農林水産省作成 注:1) 参考文献一覧を参照 2) 原油価格は、米国の代表的な指標原油であるWTI(West Texas Intermediate)原油の価格。1バレル=42ガロン≒159ℓ 1 テラ・ジュールの略。テラは10の12乗のこと。ジュールは熱量単位 89