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A.(注1)「自主的なKPI設定社数」は、取組方針やその実施状況においてKPIを公表している事業者を集計
「自主的なKPI設定社数」は、取組方針やその実施状況においてKPIを公表している事業者を指す。
出典: 金融庁『令和元事務年度 金融行政方針』2019年8月公表
② 販売会社による顧客本位の業務運営 【金融行政上の課題】 金融庁では、2017年3月に、「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表し、金融機関に対し、「顧客本位の業務運営」を実現するための「取組方針」や、その定着度合いを客観的に評価する「(自主的・共通)KPI」の公表を促し、金融機関の取組の「見える化」の促進に努めてきた(図表Ⅱ-2-(1)-6)53。また、投資信託等の販売会社へのモニタリングを行い、把握した優良事例や問題事例を公表するなど、「顧客本位の業務運営」の浸透・定着に向けた取組を行ってきたところである。 こうした中、取組方針等を公表した事業者は着実に増加しているものの、個々の取組状況を見てみると、「取組方針」に加え、具体的な施策及びKPIを時系列で公表し、定期的に見直しを図っている金融機関がある一方、「取組方針」について、「原則」の文言を若干変えた程度のものを公表するなど、「原則」の趣旨を自ら咀嚼、具体的に実践するスタンスが欠如しているような事例が見られた。また、毎月分配型商品比率の低下や投資信託保有顧客数に占める積立投資信託を行っている顧客の割合が増加しているなど、金融機関の取組の成果が窺われる事例と、投資信託の預り残高や保有顧客数が伸び悩んでいるほか、四半期末ごとにリスク性金融商品の販売額が増加しているなど、あまり成果が見られない事例が混在し、顧客本位の取組の更なる強化が課題となっている。 図表Ⅱ-2-(1)-6 「原則」採択事業者数及び自主的なKPI・共通KPI公表事業者数 (社) 1,800 ■原則採択社数 1,600 ■自主的なKPI設定社数 1,400 □共通KPI公表社数 1,200 1,000 800 600 400 200 0 17/6 17/9 17/12 18/3 18/6 18/9 18/12 19/3 19/6 (月末) (注1)「自主的なKPI」設定社数は、取組方針やその実施状況においてKPIを公表している事業者を集計 (注2)「共通KPI」公表社数は、3指標の共通KPIのうち、1指標以上公表している事業者を集計 (資料)金融庁 このほか、民間の第三者的な主体による金融機関の取組の「見える化」については、既に、金融機関の業務運営にかかる評価の提供が始まっている。こうした第三者評価が、客観性・中立性を確保する形で発展していくとともに、第三者評価自体についても健全な競い合いが行わ 53 本年8月9日公表「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し、取組方針・自主的なKPI・共通KPIを公表した金融事業者のリスト(https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/20190809_fd/001.pdf) 27