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A.2020年の半導体素子の輸入依存度は33.1%。
出典: 経済産業省『通商白書2022(全体版)』2022年6月公表
経済安全保障とサプライチェーンの強靭化 第2節 第II-1-2-24図 欧州の輸入依存度が高い137品目の国別内訳 第II-1-2-25表 重要品目等の依存度、国内代替可能性 産業連関表の品目 国内生産額(A)(億円) 輸出額(B)(億円) 輸入額(C)(億円) 輸入依存度C/(A+C)(%) 代替可能性C/B(倍) パソコン 6,213 1,219 10,758 63.4 8.83 携帯電話 1,277 178 20,478 94.1 114.83 半導体素子 8,108 7,474 4,007 33.1 0.54 集積回路 41,939 27,246 23,460 35.9 0.86 電池 10,651 4,627 1,845 14.8 0.40 その他の非鉄金属地金(※) 14,066 9,528 11,888 45.8 1.25 医薬品 70,370 5,919 28,548 28.9 4.82 資料:European Commission「Updating the 2020 New Industrial Strategy: Building a stronger Single Market for Europe's recovery」から作成。 備考:総務省によると、「その他の非鉄金属地金」は、金地金、銀地金、白金地金、パラジウム、ニッケル地金、すず地金、コバルト地金、シリコン等が対象」とされている。 資料:Global Trade Atlasのデータを基に経済産業省で作成。 (2) 日本における重要品目の輸入依存の分析 日本について、地政学的状況の変化や新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて、特定国への生産拠点の集中やそれがもたらすサプライチェーンのぜい弱性を把握するため、日本の重要品目等の輸入依存度を分析する。なお、ロシアによるウクライナ侵略による影響を踏まえた分析については、本書第I部第1章第1節「世界経済に対する地政学的不確実性の高まりと経済リスク」で実施していることから、ここではそれ以外の部分について取り扱う。 欧州委員会の「新産業戦略2020アップデート版」で用いられた分析手法を用いて、産業連関表における鉱工業品、特に半導体、電池、レアメタル・レアアース、医薬品の重要品目について、3つの指標(輸入依存度、輸入品の国内代替生産可能度、ハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI・輸入相手国への集中度)から日本の対外依存度を見ていく(第II-1-2-25表、26図)。 鉱工業品の中で輸入依存度48が高い品目は、パソコンや携帯電話で、それぞれ63.4%、94.1%となった。輸入依存度は50%を上回っており、国内生産より輸入の方が多いことが示されている。また、国内代替可能性49は、それぞれ8.83倍、114.83倍と輸入額が輸出額を大きく上回ることから、国内での代替可能性は低いことが示されている。輸入相手国は、中国が大半を占めている。この分析では、パソコンも携帯電話も共に、完成品の輸入が中国に依存していることが示されているが、バリューチェーンにおける中流工程の組立ては、上流工程の製品設計・デザインや下流工程の販売・アフターサービスに比べて付加価値が低くなることから、費用の面で中国が選ばれていると推測され 48 輸入依存度(%) = 輸入額 ÷ (国内生産額+輸入額) × 100 49 国内生産による代替可能性(倍) = 輸入額 ÷ 輸出額(数値が大きいほど国内生産での代替可能性が低くなることを示す) 通商白書 2022 283