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A.2021年の北方領土での軍事演習に使用された航空機数は32機。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
ロシア 第5節 図表 I -3-5-3 ロシア機に対する緊急発進回数の推移 (回数) 500 473 450 390 400 359 343 350 301 288 300 268 258 266 250 237 200 174 150 150 100 50 0 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 (年度) 4 北方領土などにおけるロシア軍 旧ソ連時代の1978年以来、ロシアは、わが国固有の領土である北方領土のうち国後島、択捉島と色丹島に地上軍部隊を再配備してきた。 その規模は、ピーク時に比べ大幅に縮小した状態にあると考えられるものの、現在も南樺太に所在する1個師団に属する1個師団が国後島と択捉島に所在しており、戦車、装甲車、各種火砲、対空ミサイル、偵察用無人機などが配備されている。 さらに近年ロシアは、北方領土所在部隊の施設整備を進めているほか、海軍所属の沿岸(地対艦)ミサイルや航空宇宙軍所属の戦闘機などの新たな装備も配備し、大規模な演習も実施するなど、わが国固有の領土である北方領土において、不法占拠のもと、軍の活発な活動を継続している。 こうした動向の背景として、SSBNの活動領域であるオホーツク海一帯の軍事的重要性高まっているといった指摘があり、北方領土のほか、帰属未定地である南樺太や千島列島においてもロシア軍の活動は活発化の傾向にある。 近年の北方領土への主要な新型装備の配備として、2016年に択捉島と国後島への沿岸(地対艦)ミサイル配備が発表されたほか、2018年8月、同年1月に民軍共用化された択捉島の新民間空港にSu-35戦闘機が3機配備されたと伝えられている。 地上軍の装備では、2020年12月、ロシア国防省系メディアは、択捉島と国後島への地対艦ミサイル・システム「S-300V4」(最大射程400km)の実戦配備を報じたが、ウクライナ侵略以後、両島の「S-300V4」が消失していることが明らかになった。消失した「S-300V4」は、ウクライナでの使用のために転用されたとみられ、ウクライナでの作戦継続の影響が、極東の防空態勢にも表れているとみられる。さらに、2022年1月、前年に北方領土所在部隊の戦車が寒冷地での運用に適したT-80BV戦車に換装されたことが発表された。 北方領土での軍事演習も継続して行われており、2021年6月、択捉島、国後島、南樺太で兵員1万人以上、約500両の地上装備・機材、航空機32機、艦艇12隻が参加する着上陸・対着上陸対抗演習が実施された。 また、北方領土と同じくオホーツク海に接する樺太と千島列島においては、地対艦ミサイル・システム「S-400」が南樺太(2021年2月)に、地対艦ミサイル・システム「バスチオン」が南樺太(同年末)、千島列島の松輪島(同年12月)、幌筵島(2022年12月)にそれぞれ配備された。 地対空ミサイル・システム「S-300V4」 【諸元・性能】 最大射程:400km 最大高度:37km 【概説】 ステルス航空機対処能力を持つとされる防空ミサイル。 地対空ミサイル・システム「S-300V4」 【ロシア国防省公式Youtubeチャンネル】 日本の防衛 132