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A.2022年の中国機に対する緊急発進回数(2022年度)は575回。
出典: 防衛省『令和6年版 防衛白書(前編)』2024年7月公表
第2節 中国 図表I-3-2-10 中国機に対する緊急発進回数の推移 (回数) 1,000 800 600 400 200 0 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23(年度) 6 0 2 13 107 22 43 31 38 96 156 306 415 464 571 851 500 638 675 458 722 575 479 第1部 第3章 諸外国の防衛政策など た後、北大東島北方の接続水域内を航行し、そののち、尖閣諸島南方の接続水域の外側を東西に往復航行した。また、2021年11月、2022年4月、7月、9月、11月、12月、2023年2月、6月、9月にシュパン級測量艦1隻が、口永良部島、口之島、屋久島付近のわが国領海内を航行した。 中国軍航空戦力も、近年、尖閣諸島や沖縄本島をはじめとする、南西諸島により近接した空域で活発に活動している。その中には、警戒監視や空中警戒待機(CAP)、訓練と考えられるものや、「東シナ海防空識別区」の運用を企図している可能性があるものもある。 また、近年は、無人機の活動も活発化している。例えば、2022年7月、8月、2023年1月、2024年6月にTB-001偵察/攻撃型無人機、BZK-005偵察型無人機、WZ-7偵察型無人機といった無人機が単独で沖縄本島・宮古島間を通過したことや、2022年11月に推定中国無人機1機が、東シナ海から飛来し、尖閣諸島北方において一時南進した後、大陸方面へ飛行したことなどが確認されている。 水準にある。また、インド洋などの遠方へと進出する艦艇によるわが国近海の航行や、太平洋、日本海などへの進出を伴う海上・航空戦力の訓練とみられる活動を継続的に行ってきている。 また、近年中国軍の活動内容は、実戦的な統合作戦遂行能力の向上を動きをみせるなど、高度化している。わが国周辺海域における軍の動向については、引き続き重大な関心をもって注視する必要がある。 ア 東シナ海(尖閣諸島周辺を含む)での活動 東シナ海においては、中国艦艇が継続的かつ活発に活動している。 尖閣諸島周辺において、中国側は独自の立場に言及したうえで、艦艇による管轄海域のパトロールは正当かつ合法的であるとしており、中国艦艇は尖閣諸島に近い海域で恒常的に活動している。また2016年6月には、ジャンカイI級フリゲート1隻が戦闘艦艇としては初めて尖閣諸島周辺の接続水域に入域した。2022年7月には、ジャンウェイII級フリゲート1隻が魚釣島南西の接続水域に入域した。 潜水艦の活動も確認されている。2018年1月には、潜水航行していたシャン級潜水艦とジャンカイII級フリゲートそれぞれ1隻が同日に尖閣諸島周辺の接続水域に入域した。潜水艦による尖閣諸島周辺の接続水域の潜水航行は、このとき初めて確認・公表された。また、2020年6月と2021年9月には、奄美大島周辺の接続水域において中国国籍と推定される潜水艦の潜水航行が確認されている。 さらに、近年、海軍情報収集艦や測量艦の活動も確認されている。2015年11月、ドンディアオ級情報収集艦1隻が尖閣諸島南方の接続水域の外側の海域を往復航行した。2016年6月には、ドンディアオ級情報収集艦1隻が、口永良部島と屋久島付近のわが国領海内を航行した。 イ 太平洋への進出 中国海軍の戦闘艦艇によるわが国近海を航行しての太平洋への進出は、高い頻度で継続している。進出経路については、沖縄本島・宮古島間の海域のほか、大隅海峡や、与那国島と西表島の間の海域、奄美大島と横当島の間の海域、津軽海峡や宗谷海峡を中国艦艇が通過する事例が確認されている。 空母の太平洋進出も確認されている。空母「遼寧」は、2016年12月、複数の艦艇とともに沖縄本島・宮古島間の海域を通過して以降、2018年4月、2019年6月、2020年4月、2021年4月、12月、2022年5月、12月にも太平洋へ進出している。また、空母「山東」は、2023年4月に初めて太平洋での活動が確認されて以降、同年9月と10月にも太平洋に進出した。これらの太平洋への進出に際しては、南シナ海からバシー海峡を通過する事例や、東シナ海から沖縄本島と宮古島の海域を通過する事例が確認されている。また、太平洋上における艦艇戦闘機などの発着艦も頻繁に確認されている。 中国は、このような太平洋への進出を通じ、空母をはじめとする海上戦力の運用能力向上や、遠方の海域での 79 令和6年版 防衛白書