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A.2017年のモニタリング結果は29事務年度。
平成29事務年度地域銀行モニタリング結果とりまとめ及び地域銀行有価証券運用モニタリング中間とりまとめで公表された課題として、モニタリング実施銀行に見られた具体的な課題が示されている。
出典: 金融庁『平成30事務年度 金融行政方針』2018年9月公表
モニタリング結果
29事務年度
、「平成29事務年度 地域銀行モニタリング結果とりまとめ」58及び「地域銀行有価証券運用モニタリング 中間とりまとめ」59で公表のとおりであり、モニタリングを実施した銀行において、以下の課題が見られた。
、「平成29事務年度 地域銀行モニタリング結果とりまとめ」58及び「地域銀行有価証券運用モニタリング 中間とりまとめ」59で公表のとおりであり、モニタリングを実施した銀行において、以下の課題が見られた。
本業利益が連続赤字となっている地域銀行については、経営環境の変化に対する対応の遅れによって本業赤字が継続することで、バランスシートの健全性が損なわれ、本業利益の黒字転換に向けた改善が更に困難となっていくおそれがある。こうした現状を経営陣は正確に認識し、本業赤字が継続する要因となっている収益構造、ひいてはビジネスモデルの抜本的な見直し・転換に早急に取り組んでいく必要がある。 将来にわたる健全性の確保に向けたモニタリング 我が国の地域銀行においては、環境変化や構造的な変化に対して遅滞なく適切な対応をとり、持続可能なビジネスモデルを構築することが喫緊の課題となっている。 昨事務年度においては、ビジネスモデルの持続可能性やそれを支えるガバナンス等に課題を抱える地域銀行及び有価証券運用でのリスクテイクが経営体力・リスクコントロール能力対比で高いと見られる地域銀行に対し、検査を含むモニタリングを実施した。詳細は、「平成29事務年度 地域銀行モニタリング結果とりまとめ」58及び「地域銀行有価証券運用モニタリング 中間とりまとめ」59で公表のとおりであり、モニタリングを実施した銀行において、以下の課題が見られた。 (ビジネスモデルの持続可能性に関するモニタリングで明らかになった課題) ・リスクテイク領域・上限の設定と経営戦略の策定 - 中長期的な視点を持たず、中長期の採算性を度外視した低金利貸出を拡大 - 目先の期間収益を確保するため、利回りの高い貸出債権を売却し、将来収益を喪失 - 自らの経営実勢を正確に把握しないまま、金利の緩やかな上昇や営業基盤の拡大等、経営環境の好転を期待し、将来起こりうる課題を直視せずに実現可能性に乏しい経営計画や収益計画を策定 - 計画が大幅未達となっているにもかかわらず、その要因分析や対応策の策定を怠った結果、業績の低下が継続し、将来的な収益の維持・回復の見込みに懸念が生じたことで、繰延税金資産の取崩しや減損処理等、損失が発生 - 経営理念に即したリスクテイク領域を定めることなく、リスクテイクが経営体力(自己資本・収益力)やリスクコントロール能力(運営態勢・リスク管理態勢)と比較して過大 - コア業務純益が大幅に低下する中であっても、本質的な議論を行わないまま、中期経営計画や年度業務計画に掲げた当期純利益、配当額、配当性向を維持するためのリスクテイクを実行 ・経営計画・収益計画の策定と着実な実行 - 収益力が著しく悪化しているにもかかわらず、抜本的な経営効率化を未検討・未実施 - 収益の柱となっている商品・サービスの特性やリスクを理解せず、必要な収益管理も未実施 58 「平成29事務年度 地域銀行モニタリング結果とりまとめ」(https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20180713-2/20180713-2-2.pdf) 59 「地域銀行有価証券運用モニタリング 中間とりまとめ」(https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20180713-1/20180713-1-2.pdf) 75